日々、あんのん。

からだの育ちの凸凹、学習のスタートラインにつけない人のもっと学びたい、発達したいを応援します。

1、2、たくさん!

2016-04-28 19:01:35 | 日記
 明日から大型連休なのですね。
早朝の積込み仕事を始めてから、土日は休みなのですが、
祝日は仕事なので、「祝日」というもへの関心が薄れています。

 それでも5月の連休は、同僚が休みを譲ってくれて、調整できたので、
毎年、進化しつつあるクレニオセイクラルのセミナーに参加してきます。
感謝、感謝。

 子どもの数の獲得についてのことをインターネットで調べて、
「お!」と思った論文や読み物を印刷して読みあさっています。

 色々、読んでいて思うのは、
やはり、幼児、いえ、もしかしたら、乳児の頃からの
何気ない遊びが数を獲得するための土台を作っていること。

 例えば、トランプを1枚ずつ配ることもそうだし、
物を並べていくこと、数えること、分けること、そんなことが数の獲得の土台になっています。

 そして、驚いたことに数概念というものが、文化的な産物だということ。
アマゾンに住むピラハ族の数の概念は「1,2たくさん」だそうです。
そこで木の実とマッチ棒を同数にする課題をしてもらうと、
3以上の個数になると課題を解くのが困難だそうです。

 子どもが数を自在に認識できるようになるには、もっと良い方法はないかなぁ…と
読みあさっていた論文ですが、
「嗚呼、世界は広い!」と、思い、
計算だなんだ、と考えていた自分を小さく感じたりすることでした。

 さて、数の概念が文化的産物とするならば、
障害のために算数が苦手になっている子どもさんならば、
その子の中の文化はどうなっているのか、ということを意識しなくては、
数を獲得をすることは難しいのかなぁ…。
そんなことも考えた日でした。

 子どもに教える算数について調べていたら、
だんだん、私自身が数の文化や人と数についてはまっていった、
そんな昼下がりでした。

 それにしても、1、2、たくさんっていう数の概念だと、
難しい算数、数学の世界とはおそらく無縁ですね!

 うらやましいような、物足りないような…。


コメント
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