アントンK「趣味の履歴簿」

趣味としている音楽・鉄道を中心に気ままに綴る独断と偏見のブログです。

復活ブルトレ「ゆうづる」

2013-12-02 21:30:00 | 鉄道写真(EL)

この週末には、また24系客車を使用した団臨の運転があった。今年はブルトレ人気再燃なのか、やたらと毎月運転があるので、ここまで多いと、ちょっと心も冷め気味になっていることも事実だ。しかし今回は、「ゆうづる」としての運転であり、HM掲出、さらに海峡線を越えて函館へ向かうと言うからギョっとしていた。北海道への連絡特急だった「ゆうづる」が、自らは函館まで乗り入れるとは、何という発想か・・まあそれはともかく、「ゆうづる」のHM掲出のED79は、二度とないだろうから、当初EF81牽引のものより、気持ちはED79へ傾いていた。この情報を頂いてすぐに、心が浮ついてしまい、航空券の手配や移動手段等を考えて動いてしまったが、結局今週になってすべて取りやめることにした。まず、天気が思わしくないことがあるが、よくよく考えてみたら、やはり国鉄時代のED75牽引の「ゆうづる」を知る者にとっては、ED79の「ゆうづる」は許せない。これが、黒磯から700番代でも、ED75牽引となれば話は別になるが、やはり冷静に考えて青函トンネルを抜ける「ゆうづる」には違和感が残るのだ。やはり、こういう所にこだわりたいし、この拘りが無くなったらこの趣味も止めた方がいいとまで考えた次第。(あとでわかったことだが、確かにED79にも、HMは掲出されて運行されたようだが、このHMには、正直がっかりした。これは似て非なるもの。外国製の偽造品のような出来栄えに見えてしまい、撮影された方々には申し訳ないが、今回渡道しなくて正解と思ってしまった。)

運行当日の快晴の朝を迎えて、やはりEF81の撮影でも出ないと後で悔やむことに成りかねないので、急遽予定を組み暗いうちから出庫した。東北線廻りでEF66の貨物や「北斗星」を撮影しながら福島を目指し、昼前後には現地入りし撮影ポイントをロケハン。しかし、今回のダイヤは撮影者泣かせといえるものであり、この時期の夕方の撮影は非常に難しい。曇天ならまだしも、快晴の空の下、やはりHMに綺麗な光を入れて撮影したいと思うのが鉄の人情というものだ。列車通過時間と照らし合わせて、少しでも被写体に日が入るポイント選びは難しかった。線間の虎ロープのないポイントで順光線、かつHMがはっきり判る場所。こんな場所を求めてあちこち探し回って、最終的に行きついたのが掲載写真の泉駅進入という安易なものになった。もっと探すべきだった、とも今になれば思うが、あの状況の中、ここで妥協して良かったのかもしれない。

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2013(H25)-11-30    9702レ EF81137 ゆうづる       JR東日本/常磐線:泉駅