今年の夏は、国鉄色の485系特急型電車が引退した。ここ数年相次いで国鉄時代の車輛達の引退が進んでいるように感じるが、JR化されてから今年で29年。車輛たちの寿命を考えるとそろそろ引退のタイミングなのだろう。走っているのが当たり前だった車輛たちは、消滅して初めてその存在感に気づき、自分の中で大きくなっていくように思われる。
今や485系と人気を二分している、これまた国鉄型特急の583系電車。最後の6両が孤軍奮闘で頑張っているが、これだっていつ「引退」の二文字がやってくるのか判らない。最後の最後までエールを送ってやりたい気持ちだ。
写真は、今年も運転された磐越西線を走った快速「あいづ」号。5年前に撮影したもの。今年は行かず仕舞い。ファンが殺到して大変なことになっていると連絡を受け、自然と足が遠のいてしまった。
2011-06 583系 あいづ JR東日本/磐越西線