今年もいよいよ押し迫り、残すところあと半月となった。いつもと何も変わらないはずの月中だが、毎年どこか気ばかり焦ってしまう今日この頃。カレンダーが渡され、年末のご挨拶が煩雑になるから尚更なのだろう。子供の頃は、クリスマスから正月まではワクワクして好きだったが、今や心配ごとが増えて逆に憂鬱になってくる。何とかならないものか・・・
昔と変わらないのが、鉄道撮影における「カブリ」写真。撮影したい列車に合わせて線路端に立ち、さていよいよ目的の列車が現れると思ったその時、並走して顔を出す憎きスカ線。敢え無く思った写真は撮影できず、悔しさは募って帰路に就く。こんな経験は、鉄道撮影の経験者なら、一度や二度では済まないのではないか。アントンKも、御多分に漏れず、カブリの経験は人一倍だ。この気持ちは子供の頃から変わらないのだ。
掲載写真は、夕方、西へ向かう「はやぶさ」を狙って待機、ほぼ並走で横須賀線が登場してきた時の1コマ。機関車が見えているから、これはまだ良い方のカブリ写真と言えるのか。ま、記録としてはこれで良かったのかもしれない。
1981-06-01 3ㇾ EF651107 はやぶさ 東海道本線:保土ヶ谷にて