アントンK「趣味の履歴簿」

趣味としている音楽・鉄道を中心に気ままに綴る独断と偏見のブログです。

カムバック!カシオペア専用機!

2019-07-12 20:00:00 | 鉄道写真(EL)

今年も団体専用列車になった「カシオペア」が走り出している。すでに渡道する運用はなく、東日本管内を周遊する運転となった。好評を博した西日本の「トワイライトエクスプレス」を横目で見ながら、もっと豪華な本格的な列車を投入しようと、東日本が勢力を傾け誕生させた「カシオペア」だが、寝台列車自体の衰退とともに、寄る年波には勝てず現在のような運転となっている。もちろんこれには、北海道新幹線の開業の影響を忘れてはいけない。新幹線開業とともに「カシオペア」は渡道できなくなったからだ。道内新鋭EH800とDF200けん引で一時走行したのだが、それも続かず管内のみの運転となった。けん引する機関車も、EF81・EF510共に専用機まで用意する力の入れようだったのに、再び古いEF81を代わる代わる使用している状況だ。やはりツアー専用の列車だと列番が9000番台を名乗るように、あくまでも臨時列車扱いなのだろうか。そう考えると少し残念に思えてしまうのだ。

2010年にデビューしたEF510-500番台は、ご存知の通り貨物機として第二の人生を黙々と歩んでいる。専用機の509・510号機についても同様であり、どこか不運な機関車に思えてならない。そんな彼等にもエールを送るべく近々会いに行こうと検討しているところなのだ。

古い機関車の写真が続いたので、今回は話題にした最新のEF510から掲載してみる。EF81置き換え用としてデビューしたEF510-500番台の中で、初めてカシオペア専用機としてロールアウトし、最初の試運転を行なった時のもの。正しく出来立ての機関車で、特別感が半端なくオーラが見えた感覚になった。

2010-07-09  試単9102ㇾ EF510-509  JR東日本/東北本線:黒田原付近