アントンK「趣味の履歴簿」

趣味としている音楽・鉄道を中心に気ままに綴る独断と偏見のブログです。

20系「あさかぜ」~EF65PF栄光の晴れ姿

2019-09-15 15:00:00 | 国鉄時代(モノクロ)

20系客車を続けている。

こうして過去の画像を遡って、自分の鉄史の端くれとしてブログに挙げているが、思い出は多いものの、気に入った写真が少ない事に気づかされている。どんなに撮りたい被写体でも、天候が思うようにいかなかったり、時間的制約があったりと、1枚の写真から色々湧き上がってきて懐かしい。そんな中からまた1枚掲載してみる。

アントンKには、20系客車というと、どうしても九州ブルトレ、それも「あさかぜ」のイメージが大きい。動くホテルと言われ、当時憧れの的になったのは、まさしく特急「あさかぜ」の20系客車ではなかったか。まだ「あさかぜ」がEF65P型時代、続けてやってくる「さくら」「みずほ」の14系寝台よりも、編成美が重厚であり、より深い歴史を感じたものだった。しかし、「あさかぜ」の20系にこだわったのもつかの間、後継の24系がデビューし機関車もEF65PF型へとスイッチされて、「あさかぜ」からは20系客車は撤退してしまい、かろうじて多客時に運転される「あさかぜ51号~52号」のみ20系が使用された。この臨時あさかぜには、後年までヘッドマークの装着はなく、一見20系使用のEF65PFの牽く団体列車に見えてしまい写欲が下がっていたが、当時1日限定で、ヘッドマークが付けられたことがあった。これは月刊誌の企画で、EF65PFの追跡ルポがあり、特別な計らいのもとヘッドマーク装着が許され実現した日があったのである。掲載写真はまさにその限定日、東京を目指す「あさかぜ52号」の晴れ姿。EF65PFと20系もベストマッチングに感じてしまう。

1984-08-11   8012ㇾ EF651100 あさかぜ52号  東海道本線:横浜付近