アントンK「趣味の履歴簿」

趣味としている音楽・鉄道を中心に気ままに綴る独断と偏見のブログです。

果せなかった夢のかけら

2019-10-07 21:00:00 | 国鉄時代(モノクロ)

こちらは、大昔の名古屋駅。

北陸への林間学校か何かで尾張の地へ降り立ち、北陸特急へ乗り換えをする合間、集団行動が原則のはずの旅行だが、一人血迷って別のホームへ向かっている。いくら鉄分補給といっても、まだ若気の至り、もうこの頃から血が騒いでいたのだろうか。

当時、最後の活躍をしていたキハ91系という気動車があった。ご存知のように、このキハ91系とは、キハ65系の先行試作車的な形式であり、特急型のキハ181系列の母体になったとも言われている。このキハ91系だが、この時点で急行「のりくら」に使用されていたことを調べていたようで、名古屋入線から発車まで撮影している。その時の記憶はまるで無いのだが、関東では見られず、来るものは何でも撮りたいという、ピュアな気持ちが思い起こされる。

掲載画像は、そんな中から、中央西線ローカルの70系電車と肩を並べたキハ91系急行「のりくら2号」。量産形のキハ65系も好きな車両だが、こいつの顔つきも中々穏やかで好ましく思える。

1976-07-19  713D のりくら2号 キハ915   東海道本線:名古屋駅にて