孫を連れて念願だったロマンスカーミュージアムに行ってきた。
宣言こそ明けたものの、やはり人ゴミには自然と身体が気を遣うようになってしまっている。もちろん博物館側の体制も万全で、時間を区切られて入場し過密になることを避けていた。入口に併設したカフェで、「日東紅茶」の文字を発見、つい懐かしくなり見学前に一服することに・・・
アントンKの幼少時代、夏休みと言えば、箱根か日光と決まっていたようで、自家用車のなかった我が家では、日光へは東武1720系「けごん」に乗り、そして箱根へは小田急SE車で湯本を目指していたのであった。ほとんど記憶がなくおぼろげにはなっているが、ロマンスカーに乗ると車販に憧れ、カチカチになったアイスをねだった物で、確かそこに「日東紅茶」の文字があったはず。パッドで注文、キャッシュレス決済のお洒落なカフェだったが、昭和オヤジ丸出しのアントンKには、隔世の感であった。歴代のロマンスカーが並ぶシーンは涙物で、愛孫もご満悦の様子。でもやっぱり最新鋭の70000形GSEが好きなようで、お土産をねだられたのは当然の成り行きか。週末の一日、楽しい時間を過ごしたと同時に、色々考えさせられた日でもあった。
1986-03-29 小田急ロマンスカーSE車 3000形 松田にて