支離滅裂な会見をテレビで観て、ますます不安になった今日この頃。いったい今まで何をやってきたのか、いつまでこのモヤモヤが続いてしまうのか、ちょっとやそっとではやり切れない。心の無い言葉を聞いて、今の長引く悪天候のような暗い気持ちにアントンKは沈んでしまった。それでもいつかは晴れる!と信じてはいるのだが・・・
思えばこの時代は良かった。目指した路線に飛び乗り、撮影地で名の通った駅で途中下車。気の済むまで線路端を歩き、そしてまた次の行程へ好機を夢見て進んだ。あれから30年以上時間が経ってしまい、それなりに経験は積んできたが、決して思うようにいくことが全てでは無かった。むしろ行かないことの方が多いか。小さな野望を一つずつ、この謙虚な積み重ねをこれからも継続していきたいものだ。交換するため気動車急行が退避、そこへクイーンである特急「まつかぜ」がゆっくりと姿を現わした。山深い真夏の武田尾は、うだるような暑さ。尋常ではない関西の暑さを知ったのもこの時かもしれない。
1986-07-27 キハ181系 まつかぜ 福知山線:武田尾にて