アントンK「趣味の履歴簿」

趣味としている音楽・鉄道を中心に気ままに綴る独断と偏見のブログです。

苦労した悪天候の鉄道撮影~EF65PF

2021-09-03 19:00:00 | 国鉄時代(モノクロ)

フィルム時代、苦労した思い出は数々思い出せるが、今のデジタル時代を生きてみて最も違うのは、夜間撮影を含む悪天候時の撮影ではないだろうか。アントンKが鉄道撮影をする場合、当然のことながら動いている被写体がほとんどとなり、シャッター速度の制限が常につきまとった。日の出直後や夕方近くの撮影には特に苦労したことを思い出せる。露出が原因で、レンズ設定を替えたり流し撮りに逃げたりと、今見ても当時の苦労が画像からにじみ出る。

現代では、機材が格段に性能アップしたためか、こういった露出による苦労は減少しつつあるが、悪天候時の撮影は気が進まず、アントンK自身、いまだにフィルム時代の感覚を引きずっている。デジタルカメラを使って15年、そろそろデジタルだから可能になった撮影をもっと身に着けるべきなのかもしれない。機材が日進月歩なら、使う自身もそれに追従せねば生かされないか。まだまだ努力が足りていない。

掲載写真は、そんな曇天で露出の厳しい朝に撮影したブルートレイン「みずほ」。当時最も開放値の明るいレンズを使い、無理やり撮影した見苦しい画像。夜行寝台、ブルトレ「みずほ」14系寝台、EF65PFすら現存せず、時の流れをこんな愚作からも感じ取れるとは、当時思いもしなかった。

1980-04-30   6ㇾ  EF651107 みずほ 東海道本線:平塚付近