広大なヤードが広がり、黒い貨車が絶えず行き交っていた新鶴見界隈。北局の大宮とともに国鉄時代は、貨物輸送の要だったに違いない新鶴は、現在でもその面影を感じることは出来るが、やはり当時に想いを馳せると激変してしまったと言わざるを得ない。線路が剥がされ、今でこそ線路配置がようやく理解できるまでに至ったが、あの時代には、どこが本線なのか複雑すぎて分からなかったのである。長年空地になっていた場所には、次々とマンションが立ち並び、アントンKが近年出向くようになってからでも、年々景色が変化している。
今回は、その昔にスナップした新鶴見界隈。黒いEH10が多く写り込んでいるが、撮影したのがゴールデンウィーク中ということもあり、ちょっと普段の光景とは違うのかもしれない。この写真から40年以上の歳月が経ったが、その時代のエース機関車達がひと時の休息をとっていることは今も変わらない。
1978(昭和53年)-05-02 EF13 25 ほか 新鶴見機関区