時代が変わってしまっても、機関車の聖地であることには変わらない新鶴見界隈。朝の一時は、いつも忙しく貨物列車が入線しては出発していくのだ。南から北へ向かう長距離列車は、ここで機関車交換。遠路はるばる九州から夜通しやってきた桃太郎(EF210)は、ここで金太郎(EH500)へとバトンを渡す。操車さんによる解放、連結作業を間近で見ながら、その真剣な面持ちがこちらにも伝わってくる。信号が変わり、ゆっくりと牽き出すときの起動音は、何度聞いても心地よい響きとなって身体に伝わるのである。
ある日のブルサン(EH200)出発シーン。
機関士さんは、まだ新人さんなのか緊張が外まで伝わってくるようだ。大きな声を上げ、指差し進行を何回も繰り返しゆっくりダブルクロスポイントを渡り、近づいてきた。
夢にまで見た機関士さん。
今日も安全に任務を熟していることだろう。
2022年 EH200-2 新鶴見信号場
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