アントンK「趣味の履歴簿」

趣味としている音楽・鉄道を中心に気ままに綴る独断と偏見のブログです。

懐かしき時間~EF80

2019-10-22 06:00:00 | 国鉄時代(モノクロ)

夏のお盆の時期、そして年末年始の時期、もっとも臨時列車が動くこの時期を狙って撮影に出ていたことをデータを見返しながら思い出している。

アントンKが撮り鉄(こんな呼び名、当時は夢にも思わなかったが・・)として意識をもった時代は、EF57全盛時代だったから、1日でたくさん狙える多客時を狙ったのはある意味真面な行動だった。局報というものを知らず、ただただ来るものを撮影していた時代。「ゴーナナ来ないかな?」という単純な発想は、待つことの試練を身をもって教そわった。そんな時代を経て、「情報」の恩恵というものを教わり、「効率」という概念を考えるようになっても、しばらく年末年始の撮影行きは続けていた。よく「撮り納め」、「撮り始め」などと新年を迎えるにあたりこじ付けて撮影に行っていたことも懐かしい。現在も似たようなものだが、ちょうどこの頃から撮影パターンは築かれていると、あまり進歩のない自分自身が愛おしく思える。

今回は、正月早々に出向いた時のもの。撮影目的は何だったのか?EF57が引退し、目がEF58に移っていったのか、定かではないが、アントンKの場合どちらかと言えば、当時は掲載のEF80に興味があったといっていい。バケペン(PENTAX67)を導入して間もない時期でもあり、おそらくそのテストも兼ねているはずだ。夜明けが遅く、露出が稼げずに苦労したことが画像から伺える。この時ももちろん上野を目指して上ってくる優等列車たちを数々撮影しているが、同時間帯に下る列車たちも、ここでの楽しみの一つだった。写真は、常磐線を上野へ上った「ゆうづる」が、東大宮まで回送列車として下るシーン。この時代、機関車にヘッドマーク装着がないのが残念だが、長い24系ブルートレインを牽いて颯爽に通過するハチマルは一番頼もしく見えた。

1979-01-05   回68ㇾ EF8027    東北本線:南浦和付近



最新の画像もっと見る

コメントを投稿