品鶴線という呼び名も最近とんと聞かなくなった。山手貨物線からこの品鶴線経由で新鶴見へ向かい、東海道線で西を目指す。まだ貨物輸送が首都圏下をかなりの本数通っていた時代、さすがに武蔵野線開通前の記憶は、アントンKにはおぼろげだが、外環バイパスとも言える武蔵野線ができてからも、まだ都心を通る貨物は多かった。現在は、山手貨物線と同等に横須賀線と湘南新宿ラインにとって代わっている。
掲載写真は、その品鶴線を走る荷物列車。EF5888がけん引しているが、この筋が東京区の筋だったか、当時の事は調べていない。東海道線の荷物列車は、一部品鶴線周りだったとは記憶しているが、おそらくこの日は変運用で東京区のゴハチの登場となったのだろう。このEF5888は、御覧のようにヒサシ付きだが、付けまつげをしているように、左右のヒサシが上を向き、撮り方によっては、締まりのない顔に見えてしまった。年代からしてこのゴハチを狙いに行った訳ではなく、1日この撮影地に居座って、来たものを片っぱしに撮影している形跡が残されている。そんな撮影法も昭和の時代ならでわ。時間がゆっくりと流れていたのだろう。
1976-08-10 荷38ㇾ EF5888 東海道貨物品鶴線にて
最近より貴ブログを拝読させてもらっております。
東京機関区の88号機が牽引する荷38レですが、稼働式スノープロウが装備されていない時期が有った事に驚きました。
荷38レは浜松機関区の運用だと思いますので、浜松機関区所属のEF58が台車検査で東京機関区に取り込まれている期間の代走機ではないでしょうか。
追伸)
貴ブログの存在は蓮田在住の友人から伺いました。
この友人、貴方が18/04/05にアップされた『初めてのバルブ撮影~EF57重連』と同じ場所・同じ日に、57狂会の面々と一緒に撮影されていたそうです。