![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7b/55/ff71f06307fcecf95fe6af83c83300ac.jpg)
年末年始の貨物郵送について、仲間たちと交わす変運用の創造の世界。話す全てが理に適っており、いつも納得させられるのはアントンKの役どころ。列車番号から読み取る能力は、すでにプロの域を越えており、正直着いていけないでいるのがアントンKなのだ。
改正ごとに決まったダイヤで動いている貨物輸送だが、年末年始などの運休後の運用は、複雑な動きに注目する仲間が身近にいて、彼等はそれが複雑であればあるほど楽しんでいるように見える。もちろんカメラをいつも持ち歩き、徹底的に機関車を記録しているようだが、ここまで来ると、アントンKには手に負えず、ただ驚嘆するしかないのである。
そう考えると、アントンKの撮影スタンスは、はるかに単純であり自分本位の塊のようなもの。機関車が被写体の中心と言えばそうだが、電車も気動車も好きだし、撮影対象になる。一部の機関車には、番号へのこだわりもあるが、基本的にはあまりそこは重視していない。自分自身が何をどう撮りたいか、撮りたくなるのか、が重要で、被写体の希少性よりも自身の感情の方を優先する。だからダメなのは理解してるが、好きで撮影している以上は、このスタンスは今後も変わらないだろう。今は撮影したいと思える車両が、永遠であって欲しいと願いたいが、さて令和時代、どのような未来が待っているのだろうか。
現在は、地方のローカル貨物列車などほぼ壊滅しているが、ほんの20年前には、まだまだ見られた光景だった。今回は、いつも年明けに長野~新潟を廻っていた時代に撮影した、信越線のローカル貨物列車。珍しく夕方に雪晴れに当たり、積もった雪の質感がとても美しく、うまく一緒に写せないか悩んで撮影した想いが残っている。意気込んで列車を待ち、ようやく見えてきたら貨車3車でがく然とした思いも蘇るが、今さら見るとこれはこれで良かったと思える。かなり心の持ちようも緩くなってきたのかもしれない。
2003-01-09 8374ㇾ EF6423+62 JR東日本/信越本線:脇野田付近
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます