団体ツアー列車として存続していた「カシオペア」号だが、いよいよ引退の時期が迫ってきているようである。泊りがけのツアーは先月末で終わってしまい、今月からは客車に乗るという小規模な体験ツアーがいくつか設定されている。この手の豪華列車には、今まで縁もゆかりも無かったアントンKだから、いつも外から見てるだけで、その内そんな好奇心すら忘れてしまっていた。西日本の「トワイライトエクスプレス」をライバルにして開発されたとされるE26系客車は、実際乗るとどんな感想を持てるのだろうか。もう乗れなくなると思うと、一度は乗りたいと感じてしまうが、まあ乗らないだろう。最後まで外から有終の美を味わいたいと思っている。
一度掲載したかもしれないが、「カシオペア」号初日の下り列車の写真を掲載しておく。あれから25年。感じ方はあっという間だが、やはり25年という月日は長い。人生色々なことがあり、それを乗り越えてきた感慨が蘇ってくる。一つの豪華列車が引退していくのも、ある意味当然の成り行きなのかもしれない。
南浦和付近を颯爽と北へ向かう特急「カシオペア」。この時点では、時刻表にも掲載されていた列車で札幌行き。季節ごとに追った日々がこの1枚に凝縮されている。あまり人気が無かったパーイチのこの塗装も、どこか懐かしく感じてしまった。
1999-07-16 8009 EF81 89 カシオペア 南浦和付近
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