アントンK「趣味の履歴簿」

趣味としている音楽・鉄道を中心に気ままに綴る独断と偏見のブログです。

ホームいっぱいに連なる赤い台車~EF57

2021-07-20 20:00:00 | 国鉄時代(カラー)

雨の日の上野地上ホーム。

いつものように大宮へ行く前に、少々上野で時間を潰していたようだ。まだこの時代は、アントンKにとって全てが新鮮で珍しく、止まっている列車たちにカメラを向けている。鉄チャンなら誰でも一度は経験のある行動ではなかったか・・

そんな古い画像の中から、ホーム一杯に敷き詰められた台車の写真が目に留まった。当時は長旅の乗客を降ろし、推回を待つゴーナナばかり目がいっていたと思うが、こうして見返すと、ここ上野駅地上ホームのこうした光景が懐かしく蘇る気がしている。駅の音、匂い、発車や到着を告げる構内放送・・・そしてこのホームから列車に乗る時の高揚感。これからも決して忘れはしないだろう。

1973-4    EF57 5 & 165系     上野駅地上ホームにて

 


変わり果てた吾妻線の現実・・~EF15

2021-07-17 20:00:00 | 国鉄時代(モノクロ)

もう自動車を購入するのは最後にしようと思って契約した、ラストワンの自動車がようやく納車された。今までにも何度か自動車を乗り換えてきたが、ここまで納期がかかった自動車は、アントンKには初体験で、契約後は待ち遠しい日々が続いたものの、そのうちに頭から薄れかけてしまい、意識も遠のいていった。今年になっても音沙汰は無く、こりゃ正に長期戦だと思いかけていた春先、やっとディーラーから連絡を頂き、およその納期を伺うことが出来たという流れ。

ここで車種を明かすことは辞めておくが、最後だけは家族にわがままを聞いてもらい、今のアントンKに合った手の届く一番の好みの車種を選択した。テーマは原点回帰!アントンKが自動車免許を取得し、友人たちから多々教授、影響を受けまくった、あの時代の想いを掘り起こし、もう一度ドライブする楽しさを味わいたいという、今の時代の流れからは真逆の選択だった。この自動車についても、おいおい記述していくつもりでいるが、今後の事はどうなるかわからない。何しろお初の事が多くて、予想もつかない状況が待っているとも限らず不透明に思えるからだ。

そんな自動車を運転して、この週末群馬~長野~新潟と廻ってきたので記述しておきたい。

もちろんこのタイミングだから仕事も絡んではいるが、今回だけは試乗する目的が大きかったことを白状しておく。R17からR353→R145→R144→R406と繋いで長野の須坂市へ抜けるつもりだったが、R144が道路崩落で全面通行止めとなっていて、この計画はあえなく断念、北軽井沢からR18で廻ることになった。R18は、結局昔よく走った妙高まで北上し、すでに第三セクター化された信越線を横目で見ながら、当時の思い出を振り返る場面にいくつも遭遇したのである。通る列車は違えど、当時を思い出すには十分な光景が広がりほっとしたということも事実だ。

掲載写真は、今回沿線を走って変わり果てた光景に唖然とした吾妻線の方の団体臨時列車。一時テレビ等で話題になった八ッ場ダムが、その線形を激変させたのだ。この写真の撮影地も、現在はダム湖の中に深く沈んでいるということになる。

1983-03-27    9530ㇾ  EF15114 81系スロ座敷 吾妻線:川原湯-長野原


”客車列車”黄金時代~EF80

2021-07-14 20:00:00 | 国鉄時代(モノクロ)

普段は、貨物列車中心に撮影することが増え、毎年のダイヤ改正のたび、お仲間と一喜一憂しながら撮影を楽しんでいるが、年々思うことは、やはり撮影の色合いが単調になりつつあるということ。変化が乏しく発想が益々貧困になってしまっているということを痛感しているのだ。

確かに被写体が昔に比較すれば、バラエティに欠け、ゆえに発想もおろそかになることは事実だが、撮影を楽しむということは、大昔から変わらないはずなのだ。現在のアントンKは、記録写真から比較的離れようといつも意識しながら、カメラを構えている。昔は記録一辺倒だったことから、これを反省し、発想の転換をここ数年図っている訳なのだ。しかし大前提は変わらず、何をどう撮るか?という基本姿勢は保っていきたいところ。写真でも独自性が主張できれば最高なのだが・・・

まだ鉄道写真の若葉マークの時代から1枚。この時代は、東北、上信越、そして常磐線にも普通客車列車が設定されていた。これは、常磐線の普通列車を東大宮操車場まで回送するシーン。東大宮まで回送される列車は意外に多く、逆光線に耐えながらカメラを向けていたことを思い出している。

1978-05-30   回223ㇾ   EF80 8     東北本線:西日暮里付近

 


またもや国鉄カラー復活!~455系急行色

2021-07-13 18:00:00 | 国鉄時代(カラー)

国鉄時代が遠くはるか彼方に遠のき、当時の記憶が薄れつつある昨今だが、ここにきてまた当時を思い起こさせられる電車が復活したようだ。

新幹線開通に伴い誕生した「えちごトキめき鉄道」にて、交直流急行型電車が復活。観光急行として走り始めたらしい。今となっては懐かしいクリーム色とあづき色のツートーンカラーが再び拝めるのである。現代では、この手の電車でさえ、国鉄型だということだけで、客寄せパンダとして有効なのだろう。全国的な流行のような気がしている。ただし、今回復活した3両編成は、うち2両が413系という急行型の分類ではなく、しかもこのツートーンは、現役時代ではあり得なかった外観となる。が、アントンKにはそこまで細かい事に興味が無く、日本の原風景の中の急行型電車をもう一度見てみたいという単純な想いが募ってきている。落ち着いたら是非出向いてみたいと計画しているところだ。

掲載写真は、かつて福島で撮影した東北急行「いわて」、盛岡発上野行き。485系特急に混じって、この急行型も随分幅を利かせていた時代だった。当時は特急は使わず(使えず)、移動は圧倒的にこの手の急行に乗車することが多く、特急型より愛着がけた違いに多いのだ。

1984-11-23  104M  急行「いわて2号」   東北本線:金谷川-松川


惚れてまうやろっ❤ゴッパーサン~583系

2021-07-12 20:00:00 | 国鉄時代(カラー)

この時以来だったと思う。初めて山崎の大カーブを訪れ、大きく弧を描く583系を見てカッコいい電車だなぁと心底思ったのは・・それまでにも、上野や大宮では間近で車両を眺めては憧れの眼差しを送っていたが、いわゆる走りを意識した583系はこのシーンがファーストだったはずだ。

ネガカラーももう限界、褪色が始まっていた。

脳裏に浮かぶシーンだけはまだ色褪せてはいない。46年前の鮮明な記憶。

そしてこれからも・・・

1975-07-28     回36M 明星7号 Tnc583-27   東海道本線:高槻-山崎