明日の葉っぱ(8×8)=69

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消えていくもの  吉田拓郎

2023-12-29 06:00:00 | 僕の音楽日記
人へんに夢と書いて
儚い
という
人の夢は儚いというが
夢自体儚いのではなく
夢見 心地 の状態が
儚いのであって

夢の中でウロウロしている現実
との距離を取れない状態を
儚いのだと思う
夢自体は
目標だったり
願望だったり、
悪いものではない

夢見たいなこと言って…

なんて言われることもよくあったりもする
それなんかは
現実離れしてることを口走る時に
言われたりする
理想と現実とのギャップにたいして
儚いと思うこともある

まだ続いている自分の中の
現実

自分の中の風景

その時の感情

出来事

思い返してみる瞬間

妄想、夢の世界?

目の前の現実は日々
刻々と変化していってる
つい最近まであった
あの建物やあそこの家
更地になってたり
なくなってしまってたり
時の流れをひしひしと、実感する瞬間だ

最近でも気づくと
本屋さんレコード屋さん
がなくなっていってる

カルチャーの変化。

僕らの若い頃は本屋レコード店
おもちゃ屋なんかは多かった
子供若者が多かったから
そうした施設は個人店も含め
結構あったものだ。
立ち寄って憩う場所でもあったし
欲しいものが買ってあげたいものが
多かった。
本屋さんでも少ない小遣いをためて
次この本を買うとか
楽器屋さんならショーケースにあった
ギターを見て、いつかこれを買うとか
おもちゃ屋も憧れの何々とか
これを子供に買ってあげようかとか
そうして
刺激を受けて
小さな夢を見ながら
日々の生きる糧にも、なっていってた。

そうした刺激されるもの好きなものが
消えていく。

本屋さんがなくなり
今流行りのフィットネスジムに
変わっていったり
パチンコ屋さんが潰れて
更地になったり、
ドラッグストアに変わったり
おもちゃ屋さんがなくなり
ゴルフショップに変わったり
葬儀屋さんに変わったり

時代の流れで
なくなっていっている

あの時
まだ20年30年前
このままずっと
この風景は続いていくものだと
ばかり何気なく
思っていた。

最近のコロナ騒動からもそうだけど
更に拍車をかけた格好で
街の変化を加速させていってる
そこには
寂しさ
儚さしか
残らない。

まだ頭の中には
その風景が残っていて
目の前の現実には
入っていけない

消えていくんだね


儚いのは自分で
いつまで
取り残されて夢の中

あの頃の自分
あの頃の風景
ここ数年で様変わりする
目の前の現実

取り残さていく時代のスピードを
感じ始めた。

きっと
僕が若い頃
今僕と同じ歳の人も
今の僕と同じ気持ちになっていたのかも
しれない
あの頃だって
恐ろしいスピードで
世の中は変化していってた。

そこには寂しさ儚さも、あったはず
古き良き時代と物
それが失われて引き換えに、新しい
暮らし価値観を手にいれる
そうやって新陳代謝を繰り返し
進化していくのだろうけど

時代のスピードについていけてないと
感じ始めた
自分に
歳をとってきたんだなぁと

消えていくものを
眺め
遠い目をして
僕はそこに佇んでいた。






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