寂しさを貯めておこう
その日まで
その時まで
我慢も辛抱も
その日まで
その時まで
悲しみが薄まらないまま
濃度の深さに身悶えしながら
僕は記憶の入り口に立ち尽くす
ときより
吹く風になびかせて
馴染ませて
無色透明な思い出は
瑠璃色の風景に描写され
手の中に握られた
やり場のない感情と
尖った感情が付き合わせ
せめぎ合い
繊細な指先に走る
痛みを鎮まるまで
深いところで身をかがめ
意識の向こう側へ
僕はゆく…
寂しさを貯めておこう
その日まで
その時まで
我慢も辛抱も
その日まで
その時まで
悲しみが薄まらないまま
濃度の深さに身悶えしながら
僕は記憶の入り口に立ち尽くす
ときより
吹く風になびかせて
馴染ませて
無色透明な思い出は
瑠璃色の風景に描写され
手の中に握られた
やり場のない感情と
尖った感情が付き合わせ
せめぎ合い
繊細な指先に走る
痛みを鎮まるまで
深いところで身をかがめ
意識の向こう側へ
僕はゆく…