宇宙へのツイッター

踏まれた足を退けることが出来るまで
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幸せの オスソワケ

2014-05-28 10:22:33 | 日記


暮らしやすい国のランクに 日本が上位に挙がることはない一方で 日本人の女性を妻とし中国人のシェフを雇い スイスで暮らすことが 男性にとって究極の幸せだとかナントカ

和食が無形文化遺産に登録となるとまた この伝説も変化していくのでしょうけれど それでは世界に誇る日本女性の妻の幸せとなると どうなのでしょう

幸せも中くらいなり~ かな の私 健康診断による異常なしにも拘わらず 異常ありの体調が 「肩こりによるもの?」 という医者の診断から 肩こり常習の友が掛かり付けの按摩さんを訪ねることにしました

「安定しないので お出かけには傘を」 という予報に足踏みしたものの 降らないという当てにならない予感を当てに 思い切って玄関を出たところ 前日の雨に打たれて散ったオリーブの花ガラが 無残な姿で歩道まで散らばっています
約束の時刻が迫っており ご近所への迷惑な思いを振り切って 駅へと自転車を走らせました

按摩の効き目があったかどうかは さておき 少し先にある計画の打ち合わせをしながらのランチバイキング



目的は按摩だったかオシャベリだったか はたまた吉祥寺でのお買い物だったか ともかく一通りの行程をこなして帰宅し 玄関ドアを開ける前に箒とチリトリを手にしました 

  
掃き集めるそばから 舞い落ちる花ガラ

    
毎年 この季節になると 玄関前の掃除を欠かせない朝が 数日間 続きます

朝のウォーキングで通りかかった方には お詫びの声をかけることもありますが みなさん気持ちよい挨拶を返して下さる土地柄

やがて 枝を埋め尽くすほどから残った1割にも満たない花の付け根が丸みを帯びて 夏は緑色の 秋にはルビーの色を思わせるオリーブの実が 私だけでなく 通りすがりの方々をも立ち止まらせ 首が痛くなるほど見上げさせることになります
その時が訪れる約束は 歩道を汚す花ガラに ご近所さんから暗黙のお許しを得る気がして 箒とチリトリを持つ私の手を軽やかにするのです

オリーブの木のある家で暮らしたいという夢が叶い 何年が過ぎたでしょうか
娘が嫁ぐ日のことも 就活に苦労する息子の姿をも ときには辛い出来事に滲む私の涙をも ずっと見守ってきたオリーブは 花も実もない季節には 風に翻るシルバーリーフで私たちの目を楽しませてくれます



オリーブの木のある日本の家に暮らし 食べ放題のランチに大満足した私の幸せを ご近所に 世界に 宇宙にオスソワケの朝


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