一本の木でも 北方向に伸びた枝の実は まだ青い
それなのに朝から夫が [オリーブを摘む] と張り切っている
実は 昨日の朝 摘むのを手伝うように言われたけれど
大阪から上京中の友人と すでに約束してあって 吉祥寺へ
今日は そのレポートを纏めたいのに 朝から [摘むぞ!] と意気込んでいる夫なのだ
色付いている南側の枝に付いた実だけ 摘み採りました (夫が)
美味しいオリーブの塩浸けが出来ますように
まずはシブを抜くため 重曹に浸けました(夫が)
コロナ感染予防の規制は無くても 東京都の感染者数は4桁が続いている
けして自由に行動できる心境の私ではないけれど またもや奮い立った
赴任先から本拠地の大阪へと帰任した数年後に東京勤務となった友人夫妻は 2年ほど都内に滞在する時期があった
吉祥寺は そのころ連れだって訪ねた思い出の街である
合流し吉祥寺の先で暮らす共通の友人に連絡を入れ 井の頭線乗り場で待つと ほどなくして到着した F(๑❛ᴗ❛๑)さん
若者が暮らしたい街として人気の高い吉祥寺に 自転車で乗り付けられるって いいね!
お昼ごはんには早いので 駅前周辺を散策
シャインマスカットを野口英世さん一人で持ち帰ることが出来たり(持ち帰らなかったけど)
オレンジの 可愛らしいスプリングコートがお手頃だったり
私も住みたい街 吉祥寺
ランチは 店頭に表示されたメニューにある 生パスタの[生]が気に入り 店内へ
着席した直後 レトロな壁紙と棚に飾られているボトルを抱えた木彫りが目を惹き スマホを向けたら
二人して 「あ~ こう言うの好きだったよね~」 と
本日のランチメニュー4種から 3人とも キャベツとか何やらが混入したペペロンチーノ
美味しかったけど 意識したほどの[生]を感じるパスタではなかった
お茶は 場所を変えようということで それ前に さっき見たオレンジ色のスプリングコートが気になる私
さっきの洋品店に付き合って貰ったら なんとソルドアウト!
すごい 可愛かったもんね~
お安かったもんね~
見たとき すぐに オサイフのヒモを緩めれば良かったね~
など それぞれが口にしたけど
「いや 今 無いから そう思うのよ! もしまだ残っていたら そこまでは思わないものよ」
と 商売の街で生まれ育った s(*´∇`*)さん
言われてみて そんなものかも と 頷ける東京暮らしの私たち
そんなこんなで
お茶は この秋 採りたて和栗のモンブラン
食べかけてから 「あっ 写すの忘れた」と フォークの跡が見えないようにスマホの向きを調整していたら
「ほらっ これこれ」 と テーブルに立ててあったパンフを添えてくれた友
何かあれば こうして会えるものの コロナのせいだけでもなく 年に何回かスマホで生存確認くらいになった
視力の異常だかで目に注射したとか 帯状疱疹を病んだりとか
連絡を取るタイミングで 「やっと風邪が治ったとこ」など いつも体調不良が絶え間ない F(๑❛ᴗ❛๑)さん
別れ際に「何もないよ! 元気よ! と言えるように体に気を付けてね!」と 願いを込めて手を振り
来週は大阪に戻る s(*´∇`*)さんと 帰る電車の乗換駅で
「すぐまた 孫の顔を見に上京するでしょ!」 と 念を押して下車
彼女を乗せた車両を見送って 今までになくホロッとしたのは コロナ禍の中で過ぎていくトシのせいかな