日々是好舌

青柳新太郎のブログです。
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綾南の 続きを書けと  促され

2016年05月09日 10時33分52秒 | 日記
香川県綾川町立綾南中学校のパキスタン人生徒に対するイジメ問題については、前回記事のコメントで読者から「下衆のかんぐり」だとのご指摘を受けた。これについては私が、下衆のかんぐりかもしれないがと、書いたことへの肯定だからまったく異論はないが、コメント全体については全面的に私と意見を異にする。

<<つづきはかかないのですか

日本人同士ならともかく外国のこども。誰にでも足掛けするようなこども、きちんと家族と謝罪しにいったが、それでは納得しない外国人の家族
文化のちがいもあるとおもいませんか。
大津の事件のようないじめではないと考えています.
文化のちがいで納得できなかったんでしょうね
どこのちゅうがっこうでもありそうな話です。
綾上中学校だってこのくらいのことはありますよ

不祥事として記事にしてしまうにはすこし早かった気がします

げすの勘ぐり、、、それかもしれませんね。>>


先ず、<日本人同士ならともかく外国のこども。>

これでは相手が外国人だったら足をかけて怪我を負わせても構わないといわんばかりに読めます。日本人同士であれ外国人相手であれ弱いもの虐めをしてはならないのではないでしょうか。

<誰にでも足掛けするようなこども>

誰にでも見境なく足掛けするような子供では困るんです。家庭での教育・躾けがなっていないのではないでしょうか。虐めをする子供に共通するのは家庭における教育がおろそかであるということです。家の子供にかぎって・・・ではなくて自分の子供には親としての製造責任を負ってもらわないと困るんです。

<きちんと家族と謝罪しにいったが、それでは納得しない外国人の家族>

きちんとした謝罪とは言葉だけではなく損害賠償(怪我の治療費・慰謝料)を含む示談金の提示などをされたのでしょうか。私が被害者の父親であったとしても謝罪というのであれば菓子折り一つでは納得しないと思います。外国人の家族というのは偏見ではないでしょうか。少なくとも「きちんとした謝罪」というからには相手が納得できる謝罪でなければならないのではないでしょうか。嘗て、私が交渉を担当した事故の示談金は治療費・交通費とは別に慰謝料50万円でした。そのときの相手の生徒さんは女性で大腿部を3針縫うくらいの怪我でした。嫁入り前の娘の身体に傷を負わせたということで父親の怒りはすごかったですが、金額で誠意を示した結果なんとかお赦しをいただきました。

<文化のちがいもあるとおもいませんか。>

パキスタンは正式国名パキスタン・イスラム共和国が示すとおりイスラム教国です。神道・仏教混淆のわが国とは当然のことに文化は違います。
しかし、文化は違っていても他人に与えた損害は償わなければならないのはどこの国、どこの民族でも同じだと思います。
私には日本に25年在住しているパキスタン人の知り合いがいます。私が彼と直接親しいわけではありませんが同級生の取引相手です。下手な日本人より余程礼儀正しく信頼に足りる人物です。

<大津の事件のようないじめではないと考えています。>

大津のイジメ事件では主な加害者は3人で被害者は飛び降り自殺しました。
今回の事件は、記者会見した両親らによると、男子生徒は昨年4月の入学直後から同級生4人に肌の色の違いを言われ「汚い」「国へ帰れ」など人種差別的な発言をされ、足を蹴られるなどの暴行も繰り返し受けたといいます。これが事実とすれば大津と大差ないほど程度の悪いイジメではないでしょうか。

綾南中学校イジメ事件の直接的な加害者は一人のようで、被害生徒の両親が機敏に対応したので大事にはいたらずに済んだが、弱いもの虐めをしたことについてはまったく同じと考えます。学校側、教育委員会、そして周りの同級生の見て見ぬ振りにも類似性があるのではないでしょうか。

<文化のちがいで納得できなかったんでしょうね>

文化の違いではないと思います。加害者側の誠意が欠けているのだと思います。文化は違っていても人間としての誠意を尽くせば謝罪の気持ちは必ず伝わるものと思います。

<どこのちゅうがっこうでもありそうな話です。綾上中学校だってこのくらいのことはありますよ>

虐めはどこの学校にも、大人の世界の職場にだってあります。問題はその対応です。綾南中学校の場合は校長も教頭も担任も知らん振りをしたのではなかったのですか。晴天の霹靂とかなんとかいって。教育委員会はイジメはなかったと否定したというではありませんか。これではてんで話にはなりませんね。根本的な問題意識が欠如していると思います。

私の会社でも先日、弱いものイジメがありました。イジメを受けた若い衆は仕事を放棄して職場を離脱してしまいました。直に双方から事情を聴取して原因を究明しました。上下関係の厳しい職人の世界ではイジメを受けた若い衆にも非がありましたので猛省を促すと同時に、先輩の職人さんにも口の利き方や指導のしかたについて私のほうから細かく要請しました。組織というものは常にそうした目配り気配りをしないと統制が保てないのです。20人ばかりの零細企業にしてそうなんですから教職員、生徒合わせて数百人の学校では校長、教頭は相当な努力を要すると思います。

<不祥事として記事にしてしまうにはすこし早かった気がします>

私はそうは思いません。火事のときには「火事だ火事だ」と大声で叫び、泥棒を見つけたら「泥棒っ泥棒っ」と騒いで人を呼ぶ。
イジメ事件が発生したら「イジメだイジメだ」と騒いで多くの人の注目を浴びることが、問題の解決を早めるのに効果があると思います。併せて臭い物には蓋をするのが常套手段の教育界に対しては、こうして皆で話をして注意を喚起することも必要なのではないでしょうか。

<げすの勘ぐり、、、それかもしれませんね。>

私が「下衆」であることは否定しませんが、学校の先生や教育委員なる人たちが「下衆」以下に腹黒い人たちであることも事実なのではないでしょうか。少なくとも頭の悪い私などよりも彼らのほうが悪知恵にかけては数段長けていることは間違いないようです。

綾南中学校が「いじめ」で有名になるのではなく、「思いやり」の綾南中学校と呼ばれるようになることを願ってやみません。そのためには地域住民の人たちの協力も大きな力になると思いますので、どうか協力してやってください。
コメント (16)
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