サンケイスポーツ 2025年2月3日 8面より (サンスポ共催なのに8面かよ)
第77回香川・丸亀国際ハーフマラソン
(サンケイスポーツなど共催)
2日BSフジでテレビ観戦 面白かった
▶スタート=2日午前10時35分
▶コース=香川・Pikaraスタジアム発着21.0975㌔
▶スタート時の気温=9.2℃
太田智樹(トヨタ自動車)ハーフ日本新
33秒更新 1時間の壁打ち破った
男子は昨夏のパリ五輪1万㍍代表の太田智樹(27)=トヨタ自動車=が59分27秒の日本新記録を樹立し、日本勢トップの3位に入った。アレクサンダー・ムティソ=NDソフトAC=が59分16秒の大会新記録で優勝。
ついに1時間の壁を打ち破った。太田が59分27秒のハーフマラソン日本新記録を樹立。2020年に小椋裕介(青学OB・ヤクルト)がマークした記録を33秒更新した。
「(記録は)いつかは破られると思うけど、日本で初めて60分を切ったことは変わらない事実。そこはよかった。これからの自信にもつながる」
レース序盤から先頭集団をキープ。17㌔過ぎで優勝したムティソらに離されたが、篠原倖太朗(駒大4年→富士通)と激しい3位争いを演じ、「負けたくない相手だし、負けちゃいけない相手」とラストスパートで突き放した。
静岡・浜松市出身で早大時代は箱根駅伝に4年連続出走。昨夏のパリ五輪は1万㍍に出場も無念の24位に終わり、9月の世界選手権東京大会でリベンジを狙っている。
「万全な準備をしてトップの選手と勝負したい」と力を込めた。
「陸上(界)の中でも中堅になってきた。年上の方でも大迫傑さんとか力のある選手がいるので追いつけるように、チャレンジしていきたい」。将来的なマラソン挑戦も視野に入れ、さらなる進化を目指す。
1位 ムティソ(NDソフト)59分16秒=大会新
2位 イマニエル(トヨタ紡織)59分19秒
3位 太田智樹(トヨタ自動車)59分27秒=日本新
4位 篠原倖太朗(駒大)59分30秒=日本新、日本学生新
工藤慎作(早大2年) 日本学生V
工藤が60分6秒で5位に入り、同時開催の第28回日本学生選手権の優勝者となった。眼鏡がトレードマークで、人気アニメ「名探偵コナン」の主人公にちなんで〝山の名探偵〟と呼ばれる。1月の箱根駅伝では5区で区間2位。
「『名探偵頑張れ』と多くの声をいただいたので力になりました。ここで記録も出せたので、山の名探偵じゃなく、平地でもいけるのになと思いました」と笑みを浮かべた。
1位 工藤慎作(早大)60分6秒
2位 馬場賢人(立教大)60分26秒
3位 上原琉翔(國學院大)60分30秒
4位 帰山侑大(駒大)60分32秒
5位 吉中祐太(中大)60分45秒
6位 近田陽路(中央学大)60分45秒
7位 青木瑠都(國學院大)60分47秒
8位 辻原 輝(國學院大)60分51秒
9位 野中恒亨(國學院大)60分54秒
10位 島田晃希(帝京大)60分56秒
10位までに國學院大が4人もいる
出雲・全日本の2冠も納得⁉