吉良さん 赤馬の径
~吉良上野介吉央公(きらこうずけのすけよしひさこう)ゆかりの道を訪ねて~
岡山
吉良の名君 吉良上野介吉央公(きらこうずけのすけよしひさこう)
「忠臣蔵」では悪役として描かれている吉良上野介吉央ですが、あくまで物語上のことで、悪人であったことを裏付ける史料は全く残っていません。
地元では、領民想いの名君として伝えられており、黄金堤の築造や新田開発、用水路の整備などを積極的に進め、その業績は現在に受け継がれています。
高家吉良家菩提寺 華蔵寺(けぞうじ)
華蔵寺は吉央の曾祖父、義定が吉良家を再興した際、新たに菩提寺として創建されました。吉央も本山京都妙心寺から天英和尚を招き、伽藍の造営や枯山水庭園を築くなど寺の整備に努めました。また吉央が自ら彩色したといわれる木像や愛用の茶道具、吉良家代々の墓所など、吉良家ゆかりの文化財が数多く伝えられています。