はるみのちょっとTea-time

日々の暮らしのなかで感じたこと、市民運動のことなどわたしのことばで、つづります。

乳がんリスク遺伝子診断

2007-08-24 | 医療と健康関連
2007年8月24日(金曜日)
 
 乳がんの手術を受けてから
そろそろ1年が経とうとしている。

 わたしの妹も、昨年末に
乳がんの手術を受けた。
昨日の女性議員の会でも
姉妹ががんで闘病しているという話を
聞いた。
市の実施している乳がん検診を受ける人の
割合は県内でも、最低。
早期発見のためにも
ぜひ検診をうけてほしい。
 
 とくに、肉親の方のなかに
乳がんのひとがいれば
迷わず、すぐに検診の手続きを!

 21日付けの朝日新聞の記事に
遺伝子診断のことが載っていたので
アップします。

【乳がんリスク遺伝子診断、
   親族と比較 日本でも開始】

 自分が遺伝的に乳がんや卵巣がんに
なりやすいかどうかを調べる検査が
国内で受けられるようになった。
国立がんセンターなどの臨床研究で、
米国で普及してきた遺伝子検査の
有効性が確認された。
リスクが高いとわかれば
検診を欠かさないなどの対策がとれる。
ただ、将来の発症におびえることにも
なりかねないため、
精神的サポートを含めた遺伝カウンセリングが
必須条件となる。

 両親や兄弟姉妹らの血縁者内で
多く発症しているがんは
「家族性腫瘍(しゅよう)」と呼ばれる。
このうち乳がんや卵巣がんの一部には、
「BRCA1」「BRCA2」という
遺伝子の変異が原因で起こるものがある。

 この遺伝子を血液から採取し、
変異の有無を調べる検査は米国で
約10年前から一般に行われ、
のべ約100万人が受けている。
変異がある人は将来、5~8割が乳がんに、
1~3割が卵巣がんになるとされている。

 この検査が日本人にも有効かどうかを
調べるため、国立がんセンターほか4病院
(癌研有明病院、聖路加国際病院、
慶応大病院、栃木県立がんセンター)が
03年から臨床研究を実施。

家族性の乳がん・卵巣がんが疑われた
計135人のBRCA遺伝子を調べた。

 変異があったのは36人(27%)。
血縁者の乳がんの発症年齢が若い場合に
変異率が高いなど結果は
米国の傾向とほぼ同じで、
研究の総括責任者をつとめた
栃木県立がんセンターの菅野康吉医師らは、
日本人にも検査は有効と判断した。

 検査を受けたい人は、
まず乳がんや卵巣がんの病歴がある血縁者の
情報を医療機関に提供。
家族性腫瘍の疑いが強いと
判断されれば受けられる。
血縁者と本人のBRCA遺伝子を調べ、
遺伝的な発症リスクが高いかどうか診断される。

 検査会社ファルコバイオシステムズ
(京都市)が検査の特許をもつ米企業と提携し、
遺伝カウンセリングの態勢がある
医療機関にサービスを提供する。
遺伝子検査の費用は1人38万円、血縁者は6万円。
すでに関東、東北、中部地方の6医療機関が
同社と契約しているという。

 検査を受けられる医療機関名などは同社
(電話075・257・8541)へ。

 〈日米で遺伝カウンセリングの経験がある
田村智英子・お茶の水女子大准教授の話〉
 自分ががんになるリスクを知って
納得する人もいれば、
ショック状態になってしまう人もいるだろう。
検査を受けるメリット・デメリットは
人によって異なり、
自分にどんな意味があるのかを
よく考えて判断してほしい。
国内にはがんの遺伝相談に
乗れる医師やカウンセラーが少なく、
検査を受ける人を支える態勢づくりも必要だ。
コメント
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