はるみのちょっとTea-time

日々の暮らしのなかで感じたこと、市民運動のことなどわたしのことばで、つづります。

今日の読売新聞・福井県版紙面から

2009-05-27 | ニュースから

2009年5月27日(水曜日)
今日の読売新聞で取り上げられた
市立敦賀病院の助産師外来・・・

市立敦賀看護専門学校では、助産師コースを
あらたに始めることもきまり、
助産師さんがふえるのが待ち遠しいわたしです。

次のステップは院内助産。

院内助産所とは、医師ではなく助産師が中心となって
妊婦健診やお産の介助を行うシステムです。
なるべく自然に自分らしくお産ができるように、
また、助産院とおなじように、
アットホームな雰囲気の中で
家族に見守られながら赤ちゃんを産むことができます。

病院内で助産師が正常分娩に対応することによって
産科医師の不足からくる医師の激務の
緩和にもつながります。

ハード面では母と子が一緒の部屋ですごせる
母子同室の整備も必要です。

実現に向けて、敦賀病院のスタッフのみなさんの
がんばりに期待してます。

そうそう、同じく読売新聞に
奥野信一・福井大教育地域科学部教授(技術教育学)の
記事も載ってました。
奥野先生は敦賀生まれの敦賀育ち・・・
大きく取り上げられると、やっぱりうれしいですね。
この記事もあわせて、アップします。

http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/fukui/?from=dmst1

助産師外来広まる

「妊婦健診」などを医師ではなく、
助産師が担当する「助産師外来」の取り組みが
県内の病院でも進んでいる。
過密労働になりがちな産科医の負担軽減が主な目的だが、
「助産師だと女性同士なので不安を打ち明けやすく、
気持ちも落ち着く」と、お母さんたちにも好評だ。

助産師は、保健師助産師看護師法に基づく国家資格で、
正常出産であれば単独で担当できる。
病院の産婦人科では産科医の介助的な役割を
担うことが多いが、医師不足によって
産科医の負担が過大となる中、
厚生労働省が昨年3月、病院内の助産師の力を
活用するために設置を推奨して以来、
助産師外来は全国的に広まっている。

県医務薬務課によると、
5月現在で助産師外来を導入しているのは
県済生会病院、福井赤十字病院、福井愛育病院、
県立病院(いずれも福井市)、
敦賀市立敦賀病院の5病院。

昨年4月から助産師外来を始めた市立敦賀病院では、
出産までに1人あたり14回程度行う妊婦健診のうち、
産婦人科に所属する助産師6人が
1回を受け持っている。
健診では、助産師が妊婦から経過の報告を受けたり、
超音波などを使った検査で母子の状態を確認したりする。
異常出産などのリスクを抱えた妊婦の場合は、
従来通り産科医がすべての健診を行っている。

昨年度に同病院で出産した妊婦338人のうち、
109人が助産師による健診も受け、
いずれも母子ともに無事に出産。
妊娠37週目で助産師外来で妊婦健診を受けた
小浜市内の公務員女性(31)は
「心配なことも気軽に相談できた。
お医者さんよりも身近な感じがして、
ほっとしました」と話す。

同病院の山崎洋・産婦人科部長(55)は
「心身両面で助産師が妊婦へ与える安心感は大きい。
うまく役割を分担していきたい」と期待を込め、
助産師として外来を担当する
中西真由美・同科看護師長(50)は
「出産経験者も多く、〈先輩ママ〉としての
アドバイスもできる。
大きなやりがいを感じています」と話している。

http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/fukui/news/20090526-OYT8T01073.htm

よみがえれ白い「大の字」
エチゼンダイモンジソウ 福井大教授ら野生復帰計画

県内では坂井市内だけで見られ、
環境省のレッドリストで「絶滅の危険が増大している」
という絶滅危惧(きぐ)2類に分類されている
野草「エチゼンダイモンジソウ」の人工栽培に、
奥野信一・福井大教育地域科学部教授(技術教育学)
らの研究グループが成功し、同市内の自生地へ
戻す計画に取り組んでいる。
奥野教授は「自然な形での繁殖につなげていきたい」
と期待を込める。

エチゼンダイモンジソウはユキノシタ科に属し、
国内では同市の旧丸岡町や石川県内の山間部にある
湿気の多い岩場で自生。
秋に花が咲くダイモンジソウとは違い、
5~6月に「大」の字に見える白い花をつける。

以前から野草愛好家らによる園芸・転売目的の
採取が目立ち、個体数が激減。
県のレッドデータブックでも
「県域絶滅危惧1類」とされている。

奥野教授は同大学の前田桝夫教授(植物学)、
若狭湾エネルギー研究センター(敦賀市)などと連携し、
密閉したガラス容器内で観賞用植物を
育てる事業を展開しており、対象植物の一つとして
エチゼンダイモンジソウに注目。
福井市内の花苗販売店から種を譲り受け、
2003年以降、人工栽培に取り組んできた。

本来は山地の岩肌に生えるため、
培地の栄養分を控えめにしたり、
繁殖させる室内の気温を低くするといった工夫を施し、
05年には継続して栽培することが可能になった。

今後は個体数を増やし、培地から土に植え替えて
自然環境に慣らした上で自生地に戻す計画を進めており、
早ければ2、3年後に実現させたいとしている。
奥野教授は「自生地を訪れた人が一帯に広がる
白い花を楽しめるようにしたい。
さらに、観賞用植物として商品化すれば、
むやみに採取する人も減るのではないか」と話している。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする