2010年10月13日(水曜日)
チリの落盤事故によって地下700メートルに閉じ込められた33人。
69日ぶりに地上へと戻ってきたその救出のニュースは
きっと世界中を感動させたことだろう。
奇跡ともいえる生還を果たした33人の生きる希望の灯は
世界中の人たちの心にも希望の光をともしたのだ。
歓喜の渦に湧きかえるチリだけれど、
落盤事故がおこった原因を忘れてはならない。
レアアースと言われる鉱物の採掘現場は過酷な作業を
強いられている。
日本の鉱山は現在、そのほとんどが閉山し残っているのは
ごくごくわずか・・・
いまは中国など諸外国のレアアースに頼るしかないのが現状。
感動でいっぱいのテレビ画面を見つめながら
光と影を思い浮かべていた。
さて敦賀港の多目的国際ターミナルが12日、供用開始となり
その式典が行われたというニュースが紙面をにぎわしている。
設備は整ったけれど、問題はこれからの取扱量・・・
激化する競争にどれだけ対抗できるのか、
少々心もとないのが、敦賀港の現状だ。
敦賀港に繁栄の希望の灯りをともせるのかどうか・・・
多目的国際ターミナルは荒海への船出となる。