2010年10月15日(金曜日)
市役所の玄関を出たら、夕焼けに染まる雲に
足を止められてしまった。
あまりの美しさにしばし呆然・・・
自然が創りだす芸術は、崇高にして偉大である。
きっとゴッホやピカソにだって今日のこの空を
キャンバスに描くことはできなかっただろう・・・
すばらしい風景に巡り合えた幸運に
心臓が踊りだしたかのように鼓動が高まる。
ドキドキしながら携帯のカメラのシャッターを押した。
今日はこの空に出会う前にも市役所ロビーで盆栽をパチリ・・・
「名にし負はば 逢坂山の
さねかづら 人に知られで くるよしもがな」
と三条右大臣 が詠んだ歌に出てくる「さねかずら 」は
別名を美男かずらという。
漢字では実葛と書き、実(さね)がうつくしい葛(かずら)の意。
美男かずらはこの茎の粘液をヘアーリキッドやシャンプーに
使ったからだとか・・・
「これを使えばあなたも即、美男子に!」
というCMがあったのかもしれない。
市役所ロビーに飾られていた美男かずらの
盆栽の実はまだ朱く色づいていない。
こちらは梅鉢草
加賀藩・前田家の家紋でおなじみの梅鉢に由来して名づけられたとか
たしかに梅の花より梅鉢紋のほうに似ている。