京都ホリスティックアロマセラピストてんてんの ~幸せの風日記~

生きることは愉しいことヽ(^。^)ノ~起こること・・すべては愛~

たった一度でも・・・

2008-10-01 15:19:25 | 思うこと

動物は・・特にわんこは人間から例えどんな小さなことであったとしてもたった一度でも受けた恩は

決して忘れないのだそうです。

それに比べ私達人間はちょっと相手のマイナス面に触れたとき、、、ちょっと相手の弱さを目に

してまったとき、以前にその人から受けた恩や優しさをすっかり忘れ相手を攻撃的な目で見て

しまいがちです。

てんてんも昔そういう時期がありました。

でも・・・あることに気付いたのでした。

それはその人と少し距離を置いたとき、、、例えば先日も書かせていただいた父のこと・・

とっても嫌いだったし、許せないという想いもたくさん持っていたけれど結婚し、てんてんは

初めて親元をぐ~~んと離れ、北海道に移り住みました。

離れた場所で、自分も大変な子育てが始まったとき初めて少しづつですが父の「想い」という

ものを感じることができるようになってきました。

父が若くして私を子供に迎え、どれだけのとまどいと、家族を支えていかねければいけない

重圧に苦しんでいたか・・・・私はそれまで「親は無償で子供を愛してあたりまえ!」と思っていた

のです。でも実際私も初めて親になって、たくさんのとまどいと、ストレスの中、愛したくても

娘を愛せない時期がありました。それはとってもとっても苦しいことでした。

そんな時初めて・・「そっかぁぁ・・親であっても弱い部分がいっぱいあるんだなぁぁ・・」

「親であっても完璧じゃないんだぁぁ・・」と理解できるようになったのです。

子供を愛せない苦しみ・・・。これはまさに子供を愛しているからこその苦しみなのだということも

知りました。

本当に愛していなかったら、苦しみなんてしませんよね・・。

そうやってしばらく父と離れる期間があり、てんてんは父とたった一度だけ2人だけでおでかけを

した5歳の頃を思い出しました。

それまで父とどこかへおでかけなんて一度もなかったてんてんは緊張していたのか何度も

何度もトイレに行きたくなってしまいました。(かなりの数行ったのを覚えています。)

父はそんな私に「またかぁ~!!」とあきれていましたが、でもいつものように絶対怒鳴ったりせず

てんてんがトイレからでてくるのをじ~っと外で待ってくれていたことを思い出しました。

またてんてんが高校の頃エレクトーンフェスティバルというのにバンドで出場したとき、

どんどん勝ち上がっていって大きな舞台で演奏することになりました。

普段なら絶対そのような場所には行かない父が初めて自分から「ワシも見に行く」といって

とても早くに会場に駆けつけてくれて前のほうの席でみてくれたことも思い出しました。

そんな父のところどころにあった優しさを思い出したとき、とても胸が温かくなったことを

覚えています。

きっとてんてんの知らないところでも父はまだまだたくさんてんてんに優しさを思っていてくれ

たのだと思います。そしててんてんが幸せになることを母と同じように言葉には出さなくても

一番願ってくれていたことも今ならわかります。

「父が嫌い~」の渦にいたときは父からもらったたくさんの優しい想いを思い出したり、

感じることさえ見失っていました。

父だけではありません。

昔勤めていた会社の上司の方・・

また会社そのもの・・・

当時は自分のことは棚に上げて相手ばかり、、会社ばかり悪く言っていた時期がありました。

その会社を辞めて「あ~~せいせいした~~~」と確かに思ったけれど、それでも少し時間が

経った頃、その上司の方にとても親切にしていただいたことやまたその会社の先輩達に親切

にしてもらったことが次々に思い出され、自分の傲慢さに気付き涙したこともありました。

(この↑会社には数年経ってからですが、「あの時は本当になにもわかっておらず

すみませんでした」と謝罪に行かせていただきました。)

このような経験を何度か積み重ねたてんてんは今、

その人からたった一度でも・・・どんなにささいなことでもその人から優しい言葉をかけていただ

いたり、優しい想いを寄せていただいたり、親切にしていただいたことは絶対忘れてはいけないなぁ・・

と胸に刻んでいます。

それでもやっぱり人間・・・。ちょっとその人のマイナス面に触れて、自分もちょっとその方と

一緒にいるとついついマイナスになっちゃうなぁ~という時は少しだけ距離を置いてみます。

そして目を閉じて、深~い深呼吸をしてその方との歴史を振り返ってみるのです。

そしたらやっぱりやっぱりでてくる、でてくる・・・。

その方にとっても優しい想いをかけてもらったこと・・・。とっても親切にしてもらったこと・・。

優しい言葉をいただいたこと・・・。

それを思い出したら、やっぱり・・・  

「ごめんなさい・・」の想いしか溢れてこないのです。

そしてほんとはその人のことが好きで好きでたまらないんだ~ということもわかるのです。

○○さんが好き・・。

それはその方の良いところもマイナス面もぜ~~んぶ丸ごとひっくるめて好きということ・・。

だからてんてんはみんながだ~~~~ぁいすきだみぃ~~!!  

 

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