先日、「ぐ~ぐ~だって猫である」をやっと見にいってきた。
京都ではCOCON烏丸にある京都シネマという映画館でしか上映しておらず、いつももっぱら
久御山イオンシネマの「モーニング」か「レイトショー」で¥1,000でしか見ないことに決めている
てんてんにとっては正規の¥1,800を出して見るのはかなりの期待があったからだ。
スクリーンがとっても小さかったのはちょっと「あれ」だけど、ゆったりシートとまた他に見に
いらしてる方が「ほんとの映画好き」という感じでとてもマナーがよかったのは心地よかった。
やっぱりしょっぱなから大き目のハンカチタオルなしでは見られなかった。
「サバ」(先代のネコ)が登場したとたん、涙がぽろぽろぽろ。
物語は始まったばかりだというのに、ネコが登場するだけで泣けてしょうがないなんて・・・。
途中、もうすでに亡くなっている先代ネコのサバが人間と化した状態で主人公麻子さんの
前に姿を現し2人でお話するシーンがある。
最後の最後にサバが「麻子さん・・・ありがとう。」と伝える場面では声を押し殺すのに大変だった。
どうしてもマリンの姿と重なってしまってね・・。
マリンはいつもてんてんがこうやってPCに向かっている真横のソファに寝転がっている。
そしててんてんがマリンをみつめると、マリンも静かにてんてんをみつめるのだ。
マリンが人間だったらきっと絶世の美女だったにちがいないと思う。
てんてんもいつかマリンとあんな風に話せたらな・・。
どうして、出逢ってくれたのか・・。聴いてみたい。
その前にてんてん自身がマリンのこと思い出せたら最高だなぁ~。
映画の帰り、思わず「大島弓子ベストセレクション」という漫画まで買ってしまった。
この「ぐ~ぐ~だって猫である」は大島弓子さんという漫画家さんが自身を主人公と
して描いた実話作品なのだ。
映画の中で何作か大島弓子さんの漫画が登場するシーンがある。
その続きがどうしても読みたくて衝動買いしてしまった。
それと大島さん自身の姿にとても惹かれるものを感じたからだ。
そういえば、「綿の国」という漫画はてんてんが幼い頃にりぼんかマーガレットかで読んだ
記憶がある。
でも当時はまったく意味が理解できなかった。
何度読んでも何度読んでもわからなかった。
けれどあれから数十年たった今読んでみて、けっこう深い漫画だったんだぁ~~と思った。
「ぐ~ぐ~」もそうだったけど、「大感動!!」とか「おもしろ~い」とかそういうのではないけれど、
今のような秋がひとつひとつ深まっていく時期にお茶を飲みながらゆっくり見たり読んだりするのに
ぴったりのような気がする。
今日は朝からブログを書いたり、お手紙のお返事を書いたり、ずっと気になっていた用事を
済ませたりとゆるゆるしていま~す。最高~
さぁ、今からお茶でも飲みながら漫画の続きでも読むとするか・・・。