京都ホリスティックアロマセラピストてんてんの ~幸せの風ふわふわ日記~

生きることは愉しいことヽ(^。^)ノ
~起こること・・すべては愛~

お坊さんてんてん

2009-06-19 16:27:51 | 映画

今日の庭です。

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紫陽花が鮮やかに咲いています~。

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四季咲きディオルサン  2度目の開花です。またまた素晴らしい芳香を放ってくれています~。

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うぉ~~どこまで延びるのだぁ?!

最初ビエールドゥロンサールだと思って購入したものが開花したら「ブルームーン」が咲いた

あの苗です。すごい高さになっています。

今日は久しぶりに朝一番で映画を観てきました。

会場は奈良と京都のほぼ県境にある「けいはんなプラザ」(初めていきました~)

観てきた映画は「禅~ZEN~」(でたぁぁぁ~~~)

先日火曜日の午後、キッチンのお掃除をしながらいつものFMαステーションを聴いていました。

なにげに耳に入ってきた映画情報・・・最初はほとんど聴き流していたのだけど、あるいくつか

のキーワードが耳に入ってきたのです。

「鎌倉時代」 「道元」  「北条時頼」 「怨霊に悩まされる」 「中村勘太郎」 「内田有紀」

「けいはんなプラザにて19、20、21日の3日間のみ上映」

このキーワードを聴いたとき、「この映画絶対観にいこ~~」って思いました。

なんだか妙にわくわく~~

「わくわくすうような映画のタイトルかぁ?」とPC前でつっこみを入れてくださっている方も

いらっしゃると思うのですが、てんてんはやっぱりわくわくしてしまったのでした~。

「道元」というお坊さんの名前は中学校の歴史で学んだような気がするけれど、どういうお坊さん

だったのかは全く覚えていません。

映画をみるまでは前情報を入れずに当日を楽しみにしよ~っと思って今日まで待ちました。

けいはんなプラザに着くとあちらこちらからぞくぞくとご年配の方が歩いてこられる・・。

『まさか・・これって全員映画を観る人じゃないよね~?きっと他の会場でなにか老人会が

あるんだわぁ~』と思ったけど、その全員が映画が上映されるイベントホールに向って歩いて

いかれる。

会場はびっくりするほど大きな会場だったのだけど、あちらを見てもこちらを見てもてんてん

よりかなりご年配の方達ばかり・・・。

一生懸命探したけど、てんてんの年代の人をみつけることはできませんでした。

『もしかしてわたしゃ、40代の着ぐるみを着たおばあちゃんなのかもしれない』と思うほどでした。

映画は本当にとても静かにストーリーが展開していきました。。

どの場面を見ても心がすーーーーっと、とても落ち着いた。

道元役の中村勘太郎さんの静かで優しい口調が心地よく、またセリフも心に響くものがたくさん

あって、いろんなシーンでぽろぽろぽろぽろと涙が流れた。(勘太郎さん、名演技です!!)

てんてんは仏教のことについてほとんどなにもしりません。

かろうじて道元という人がお坊さんだったことぐらいは知ってるけど、歴史上他にどんなお坊さんが

いたのかとか等も全く知らない。

だけど若い頃から不思議な感覚がありました。

お寺のお堂でお坊さんがお経を読むときなんかにゴ~~~ンってならすやつ・・大きな味噌汁

を入れるお椀のような鐘?チ~ンの大きいバージョン・・。あれなんていうの?

その音を聴くと妙に心が深く落ち着いた。

お線香の香りも幼い頃から嗅ぐと落ち着いた。

初めてお寺の住職さんが般若心経を読まれるのを生で聴いたとき(20歳の頃)、

涙がとめどなく溢れたことがある。

もちろん般若心経の意味なんて全く知らない。今ももちろん知らない。

とにかく若い頃からなぜだかこういったお寺のお堂とか、仏像とか、お線香とかが好き???

というのではないなぁ~~。

うまくいえないけれど心の中に清らかな凛とした風が吹き抜けるような感覚・・

そしてとてもとても懐かしい感覚を感じるのでした。

「あるがまま、自然の流れに身を任せ、ただ坐るのみ」

映画の中で何度か道元が言ったセリフでした。

悟りを開こう、開こうと思って座禅するのではない・・・。

あるがままを受け入れること・・・。

仏は自分自身の中にいる・・・。

他に依存しているうちは決して心は救われることはない・・・。

すべては自分の中にある・・・。

まだまだたくさんの心響くセリフがありました。

若かりし頃たった一人で真理をもとめ旅に出た道元が自ら悟りを開き、亡くなる最後には

道元を心から慕うたくさんの弟子達に囲まれながら静かに亡くなっていくシーンもたまらなく

涙をさそいました。

もうDVDも出ているようですね・・。

おすすめです。

~けいはんなプラザ~劇場情報より

あるがまま、自然の流れに身を任せ、ただ坐るのみ・・・只管打坐(しかんたざ)。

しかし、禅ZENとは、決してひとり坐禅を行うだけの孤独の行ではない。

本作は、人と人とが共に生き、喜びや悲しみを分かち合い、明日への希望の光をどのように

見出していくかを、道元禅師の清冽な生涯を通して描く感動の歴史ロマン。~

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