健康 努力してもしなくても 

2011-10-25 19:33:06 | 折りに触れ思うこと
昨日の新聞の「編集余録」の記事に共感した。

健康法
年輩者の集いでは健康法が話題の中心だ。 ウオーキングやパークゴルフなどの軽スポーツ、腹八分目の食事、サプリメント、充分な睡眠、そうした実践中の情報を交換し合う事が楽しい。 小説家の五木寛之さんが「3ヶ月に一回しか顔を洗わない」と言うことを雑誌のインタビュー記事で知っていたけれど半信半疑。 先日、たまたま見ていたNHKで本人がその事実を話し納得したけれど、79歳の五木さんの頭髪のふさふさと何と豊かなことだろう。 更に五木さんは、毎日入浴はするが湯船につかるだけで体は洗わないとの事。 その皮脂温存の徹底振りに感心する。 五木さんという心身共に若々しいお手本を突き付けられては、何が人間にとっての健康法なのか、迷いも生じようというもの。

こんな内容だった。 この最後の「何が人間にとっての健康法なのか、迷いも生じようというもの」この部分にいたく共感した。 私は自分の親を見ていてつくづくとそう思うのだ。 不規則きわまりない生活習慣、おまけに無趣味で人との関わりも持たない。 薬は恐ろしいくらいの過剰摂取、だから決して健康ではない、健康であるわけがないけれど、85歳、何処と言って悪いところはないのだ。 足腰の機能も普通、背中も腰も曲がっていないし歩行はとても早い。 

友人曰く、体を使わないと言う事は疲れない、しなければならない事がないからストレスも溜まらない「体を大事にしてるもの」と言う。 五木寛之さんが「皮脂温存」してるとしたら私の親は「体力温存」と言うことになるのだろうか。  

世の中健康食品が氾濫している、情報過多の社会の中でそんなものに踊らされている人もいるのだろう。 それらを何一つ飲んでいないどころか、食事すら不十分な私の親、考えると面白い。
ほんと何が人間にとっての健康法なんだろう