夏はきぬ

2013-07-01 18:31:53 | 季節の中で


7月になった28,3度、昨日に引き続き夏日だった。  食品や電気、ガスなど値上がりの7月、参院選挙の7月、私の上を素通りして欲しいし、関わりたくない事ばかり、嫌な7月だ。  でも夏は好き。 

いつの季節も綺麗な季語があるけど「夏のことのは」もきれい。
夏木立 蝉しぐれ 夏の果て 夏の露 雲の峰 半夏生 万緑 青嵐・・・・・・・・

夏を唄った唱歌も好き。
夏はきぬ 茶摘み 海 我は海の子 夏の思い出 あめふり 花火 ・・・・・・・

夏はきぬ
 
   卯(う)の花の、匂う垣根に
   時鳥(ほととぎす)、早も来鳴きて
   忍音(しのびね)もらす、夏は来ぬ

   さみだれの、そそぐ山田に
   早乙女(さおとめ)が、裳裾(もすそ)ぬらして
   玉苗(たまなえ)植うる、夏は来ぬ

   橘(たちばな)の、薫る軒場の
   窓近く、蛍飛びかい
   おこたり諌(いさ)むる、夏は来ぬ

   棟(おうち)ちる、川べの宿の
   門遠く、水鶏(くいな)声して
   夕月すずしき、夏は来ぬ

   五月やみ、螢飛びかい
   水鶏(くいな)なき、卯の花咲きて
   早苗植えわたす、夏は来ぬ      
                          
 明治の文部省唱歌、日本の歌百選にも選ばれている。 のどかな情景が浮かぶ何ときれいな言葉だろう 「早春賦」が一番好きだけど「夏はきぬ」も好き。 

良い事なんて何もないだろう7月だけど、良い事思い浮かべて(プロ野球オールスター  全英ゴルフ )7月乗り切ろう。