2019・元年・6・27・三世と人生
[今日かぎり、今日かぎりの命ぞと、思いて今日のつとめをばせよ]
けさのことばは、年齢と関係してくることばです。
若い頃は、時間はたっぷり、なんでもできそうな未来を感じます。しかし、私の年齢になると、ちなみに(77才)今日かぎりどころではありません。今この瞬間にも、いのちの炎が消えてしまいそうです。
だからこそ、『今に感謝を』『今を大切に』『今の努力を』尽くしています。でも世間を覗くと、『きのう、きょう、あすと揺れ動き』『今の自分は本当の自分ではない』『自分は正当に評価されていない』と、仕事をわたり歩く人。現状を嘆き自分をつかみきれず迷い、悲嘆にくれる人。
『他人のことは、良く知っている』のに、『自分のことは、からきしわからない』『もしくは、分かろうとしない』つまり、『人生最大の困難は、自己を知ることである』とおしえられました。
自分の今を、充実するために学ぶこと。
今をおろそかにして、人生の幸せはありません。
武道の書にさえ、誰もが死ぬのに、自分はみんなが死んだあとに死ぬと思っているとあります。江戸時代でもです。
私が今の輝くいのちをさとったのが55才。脳内出血で、幽界探訪と、左半身マヒの体験によってです。
私も師について、山にこもり、滝に打たれ、断食や四国八十八箇所遍路の旅で、修行したものです。
でも一番の修行は、生死を分かつ重大な病気でした。
幽界から帰る保証はありません。
『今の時間の大切』は、『明日は我が身、明日は死ぬ身になって、今を生きる』
『人のために、家族のために、時間を捧げてみる』ことです。
そこに今の真実が見えてくるでしょう。
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