『もしかして…。』
『…。』
『やっぱり。』
『失礼ですが…。』
『オレ、忘れられてしまったかな。』
『…、あっ。』
『似ているなぁって思って。』
『…。』
『毎週、あそこで車の中から見てたでしょ。』
『えぇ、娘の練習を。』
『なかなかセンスがいい。のびるよ、まだまだ。』
『ん?』
『あっちのグラウンドで、少年野球の監督をしているんだ。毎週、ほとんど同じ時間。毎週、同じ場所に車を止めて、熱心に練習 . . . 本文を読む
白飯
キャベツの千切り
ヒレカツ
筍の煮物
かまぼこ
ゆで卵
蒟蒻ゼリー
朝から二階でなにやら娘たちの罵声が飛び交っている。
些細なことで喧嘩が始まったらしい。筆入れを返せだの、壊しただの。やってないだの。
毎度のことなのだが、朝から自分以外(笑)の罵声を聞くのは気分が悪い。まして体調の万全でないときの気分が悪いときは尚更。
しかし、娘たちの喧嘩は両成敗で二の句が告げないように追い込めばそれで . . . 本文を読む