朝焼け

朝が早くなってきました。


朝、事務所からの帰り、お気に入りの場所から車を止めることなく横目に、オレンジ色に染まってくる東の空を眺めます。

日々刻々とその色合いを変え、一度たりとも同じ色合いを見せてくれることはありません。
その一瞬一瞬の彩に見せられながら、
お弁当♪今日は何をいれてあげようかなぁ、なんて冷蔵庫の中身を思いだしながら家路に急ぐのです。



この時期温暖なこの地方であっても、まだ朝の空気は凍っていて、ピンとした緊張感があり、
澄んだ空気の中で、神様が見せてくれるグラデーションのオレンジは、
闇の中から一日の活力をいただけるような、そんな気がするのです。
少し前（まだ二、三日前）は、闇が深く藍の深い色が東の空を包んでいたのに。

ほぼ同じ時間であっても、自然（地軸の傾きと太陽に向かい合う地球）が、大きな神秘のように思えてならない。

これから先、途中大好きな桜の木が、淡いピンクの色を見せてくれるのもすぐのこと。


夏が近づくと、今の時期の空気の緊張感は和らぎ、同じ時間でも灼熱の白いオレンジが現れる。



今のこの時期の、神様からの贈物が、私は一番好き。




日々、生かされていることに全ての意味があると、感謝を忘れないでいようとあらためて思う。
なくなることのない、確実な確信のある財産が、私の中に更に増えていきますように。
そして、それを手放すことがないように、日々をしっかり生きたい。

一日の終りに、美味しいお酒が呑めるように。