なんてまっぴらゴメン
まして亭主となんて。
「死んだら、海でも撒いて欲しい。」
一瞬にして、亭主の小さな目が点になった。
微妙に固まったまま、それとなく何気なく装うとしている。
「お墓には拘らないわ。」
更に追い討ちをかける。
ビールを口に運ぶのをやめた。
「俺は、お母さんと一緒の墓に入りたいのに。」
いえいえ、結構です。
墓に入ってまで、あなたの世話なんてやきたくないの。
と半分の本音。
「一緒に入る入らないというより、暗いなかに閉じ込められるのも嫌なのよ。お墓という形態にもとらわれたくないっていうことよ。」
亭主の実家は寺。
亡くなった義父は僧侶。
今は、義母が寺を守っている。
(葬式等の時は、近所のお寺さんのおっさまがきてやってくれる。)
義兄さんは、教師。
二人とも僧侶ではない。
今後どうするのかは分からないが、
少なくとも、亭主はお寺をやらないだろう。
次男の嫁だし、当然私は口出しはしない。
門前の小僧の亭主は、無信心の割りに、どこかでそういったものに拘っているのだろう。
拘るほどの考えを持っているとも思えないが、
それが世間一般の当たり前のことだと思っているのだろう。
だが、私は亭主と一緒の墓に入るのが嫌とか云々と言う前に、
そうしたことには拘っていないだけの話なのだ。
確か、きっと以前にもこうした話を書いたことがあるような気がするが、過去ログを探すのはめんどくさいのでしない。
もしも、もしも、私に死というものが訪れるとき、
私は、私がわかれを言いたいと思う人たちには、
どんな形をとるにしろ、ちゃんとサヨナラを言ってから、
天国(いけるかどうかはわからないが)にいきたいと思っている。
葬式だとか、年忌だとか、私自信が面識のないただ義理のみで足を運んでもらうのは申し訳ない。
その人が、私との別れをその人なりの解釈で行ってくれればそれでいいと思っている。
だから、私は海に灰を撒いて欲しい。
形として何も残さないでほしい。
心の中に残してくれる人の、その中で小さく小さく残っていたいから。
そんな想いは、きっとどんなに説明しても亭主には理解してもらえない。
「もうわかった、○子(上の娘)、お母さんとは一緒の墓に入れるな!」
何をいきなりいいだすのか?
まあいいが、そんなことはとうの昔に娘に言い渡してある私。
「どうせ、俺のほうが早く死ぬから、死んでしまえばわからないから、お母さんが嫌というんだ、別にしてくれ。」
いい年して、得意の逆ギレ。
まぁ、どうにも接点はなさそうなので、そのままほっておいた。
海に流され、波となり、
波を撫でる風となり、
出逢ったたくさんの大切な人たちの中に、
塵のように入り込もう。
そんな話をする夫婦だが、
「信じられない~~。どうしてパパとママこんなに仲いいの?」
なんて娘の友達に言われるようなプリクラを、二人で撮ってみたりする。
「人相わるいっすねぇぇ。」
とそのプリクラを見た人は、
亭主のことをそう言う。
まして亭主となんて。
「死んだら、海でも撒いて欲しい。」
一瞬にして、亭主の小さな目が点になった。
微妙に固まったまま、それとなく何気なく装うとしている。
「お墓には拘らないわ。」
更に追い討ちをかける。
ビールを口に運ぶのをやめた。
「俺は、お母さんと一緒の墓に入りたいのに。」
いえいえ、結構です。
墓に入ってまで、あなたの世話なんてやきたくないの。
と半分の本音。
「一緒に入る入らないというより、暗いなかに閉じ込められるのも嫌なのよ。お墓という形態にもとらわれたくないっていうことよ。」
亭主の実家は寺。
亡くなった義父は僧侶。
今は、義母が寺を守っている。
(葬式等の時は、近所のお寺さんのおっさまがきてやってくれる。)
義兄さんは、教師。
二人とも僧侶ではない。
今後どうするのかは分からないが、
少なくとも、亭主はお寺をやらないだろう。
次男の嫁だし、当然私は口出しはしない。
門前の小僧の亭主は、無信心の割りに、どこかでそういったものに拘っているのだろう。
拘るほどの考えを持っているとも思えないが、
それが世間一般の当たり前のことだと思っているのだろう。
だが、私は亭主と一緒の墓に入るのが嫌とか云々と言う前に、
そうしたことには拘っていないだけの話なのだ。
確か、きっと以前にもこうした話を書いたことがあるような気がするが、過去ログを探すのはめんどくさいのでしない。
もしも、もしも、私に死というものが訪れるとき、
私は、私がわかれを言いたいと思う人たちには、
どんな形をとるにしろ、ちゃんとサヨナラを言ってから、
天国(いけるかどうかはわからないが)にいきたいと思っている。
葬式だとか、年忌だとか、私自信が面識のないただ義理のみで足を運んでもらうのは申し訳ない。
その人が、私との別れをその人なりの解釈で行ってくれればそれでいいと思っている。
だから、私は海に灰を撒いて欲しい。
形として何も残さないでほしい。
心の中に残してくれる人の、その中で小さく小さく残っていたいから。
そんな想いは、きっとどんなに説明しても亭主には理解してもらえない。
「もうわかった、○子(上の娘)、お母さんとは一緒の墓に入れるな!」
何をいきなりいいだすのか?
まあいいが、そんなことはとうの昔に娘に言い渡してある私。
「どうせ、俺のほうが早く死ぬから、死んでしまえばわからないから、お母さんが嫌というんだ、別にしてくれ。」
いい年して、得意の逆ギレ。
まぁ、どうにも接点はなさそうなので、そのままほっておいた。
海に流され、波となり、
波を撫でる風となり、
出逢ったたくさんの大切な人たちの中に、
塵のように入り込もう。
そんな話をする夫婦だが、
「信じられない~~。どうしてパパとママこんなに仲いいの?」
なんて娘の友達に言われるようなプリクラを、二人で撮ってみたりする。
「人相わるいっすねぇぇ。」
とそのプリクラを見た人は、
亭主のことをそう言う。
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