上段左から 寧々花(4年生) ・ 謙太 ・ 樹 5年生
下段左から 瞳(6年生) ・ 柚季 ・ 桂介 5年生
暑いのも苦手ですが雨は雨で苦手ですね!ホノカです。
今回のブログも小学生クラスの油絵のご紹介です。ブログが油絵の写真で賑わうにつれアトリエの壁は元の状態に戻っていくので少し寂しさもありますが、今度は生徒の家で大事にされると思って見送っています。
上段左のみ4年生、下段左のみ6年生、上下段右二人ずつ4人が5年生です。
4年生から
寧々花 ‐まるでそこに本当に鳥がいる様な描写力です!全体的に彩度が低く落ち着いた色合いですが、その中でも鮮やかさのある青や黄色などが効いていて鳥の美しさが強調されています。背景にも明るい色があるのに鳥がしっかり目立っているのは寧々花の色のセンスの賜物です。
5年生
謙太 ‐激しい自然の中で生きるクマを迫力と共に描き上げていますね!クマの体はペインティングナイフを使って削った様に描いているので荒々しさもありますが、体の影は細かく色を分けて描いてあるので存在感がたっぷりです。川も白っぽくなっていて冬の寒さまで感じられます。
樹 ‐何かに飛びかかろうとしているような鷹がインパクト抜群です!顔やくちばし、足は光と影も丁寧に描かれていてさすが高学年!とても上手に形が捉えられています。ですがその繊細さとは真逆な猛々しい羽がまるで絵から飛び出さんばかりの迫力を持っていますね。
柚季 ‐のんびりした空気が流れる景色ですね!キャンバスの大部分が青色で占められていますが、空の深い青さや海の光を反射した輝く青さが見事に塗り分けられています。海の波は横向きに描くのがセオリーとされていますがこの絵は様々な方向に波があり、まるで風で凪いでいるようです!
桂介 ‐セミの声も聞こえるくらい夏が全開の絵ですね!ひまわりの立体感もさることながら空が鮮やかなのでひまわりの黄色もとっても映えています。雲一つない真っ青な空も夏らしいですが雲が意外と多いのも夏の空特有のもの。天気の移ろう様子も伝わってきます。
6年生
瞳 ‐青空の下を駆け回る元気な柴犬が爽やかに描かれています!空や草むらはさっぱりとシンプルな色味ですが、その色を反射しているような柴犬の毛が描かれることで全体的なまとまりがありますね!柴犬は途中までかなりのっぺりとした描き方でしたが最後にハイライトや体の影を細かく入れたことで立体感も生まれました。
どの写真にも空や緑の自然の風景が描かれていますが、描く人が違えば違う色が使われるので印象が変わって面白いですね。また高学年ということもあって細部にもこだわりの見える作品たちです。しかし逆に高学年になるほど思い通りにいかない悔しさを味わうことも多くなりますが2ヶ月間やりきった成果はしっかりと作品に出ているので胸を張って作品を自慢してね!
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