上段左から 裕斗(4年生) ・ 創太(4年生) ・ 齢萱(2年生)
下段左から 那奈(4年生) ・ なつき(3年生) ・ 貞臣(1年生)
大竹です。学生の頃は暑くてベタベタで蝉が大量発生する夏が嫌いだったのですが、最近は好きになってきました。毎年夏は油絵のカリキュラムなので、それが楽しみなのも1つの理由ですね。油絵が完成し、サインをする様子を見届けていると早くも夏の終わりを感じてしまいそうになります。
今回も引き続き小学生クラスの油絵のご紹介です。
上段左からの順番通りではなく、低学年から紹介します。
1年生
貞臣 ‐ 背景の緑の塗り方から、チーターの動き・疾走感がすごく感じられますね。チーターの中にも沢山の色が作られていて、体の凹凸もよく表現されています。前足や太もも、背中の滑らかな曲線が素晴らしいです!
2年生
齢萱 ‐ 後ろ姿という構図がエモくて良いですね〜!白いワンピースは陽光を受けて輝いているかの様です。背景の緑色も何色も使い分けており、元の写真の風景を良く観察していますね。
3年生
なつき ‐ モザイクタイルの様な青の背景が非常に美しいですね。猫のふかふかとした毛並みの表現も油絵具の特性を活かし、筆跡を荒々しく残して表現しているのが魅力的です。なつきは油絵に向いている人の描き方だなと思います。
4年生
裕斗 ‐ 素直で裏表のない作者の人柄が絵を見ただけで伝わってくる様です。太陽の塔の白と青空のコントラストが気持ちいいですね!何か悩みを抱えている人がこの絵を見たら「つまんない事でウジウジしててもしょうがないや!」と思わせてくれそうな清々しさすら感じられます。
創太 ‐ 夜景は大人でも描くのが難しい題材の一つですが、暗い夜に輝くスカイルリーをよくここまで描き切りましたね。黒、赤、黄、白の順に濃い色から重ねる事でその光を表現しています。いや〜カッコいいですね…ビルの窓がちょっと歪んでたり、光の色も違っているのも魅力的です。
那奈 ‐ 大人の作品の中に混じっていても違和感がない程の出来栄えですね!空や湖をサラッとした塗りで仕上げ、富士山や紅葉に沢山の色をパズルの様に組み合わせて塗る描き分けにはお見事としか言えません。もう先生いらないんじゃないかなぁ…?と思わず唸ってしまいました。
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