モノ作り・自分作り

東横線 元住吉 にある 絵画教室 アトリエ・ミオス の授業をご紹介します。
美術スタッフが、徒然に日記を書いています。

いつ完成?

2021-08-23 23:23:18 | 小学生 絵画


左 杏夏 4年 / 右 璃子 5年

小原です。この2枚、油絵の下塗りの説明をする為、最初の頃に写真を撮っていた訳ではありません。油絵制作丸3ヶ月の今現在の制作状況です。ガーン!遅せーぇ!
二人の性格を申しますと、真面目、寡黙、センシチブ、鋭敏犀利、マイペース、自分を的確に自認している、そして美術(特に絵画)が大好き!

まぁ、そういう人でないと、白い建物が入り組んで隣接するサントリーニ島なんて描きませんね。
こだわりを持って取り組んでいるのが伝わるので、急かしません。アドバイスも彼女たちの歩調に合わせています。飽きたり嫌にならないのなら、半年でも掛けるがいいさ。じっくりやりなされ。
寵愛昂じて尼になす…(かわいがる=理解し過ぎるのも度が過ぎれば本人のためにならない)にしているつもりはありませんので、ご安心ください。

余談ですが私は20代の頃、ギリシャのスキロス島という島に2週間程フラフラ一人で行きました。アトリエ・ミオスの名前の由来ともなった『アルテ・ミオス教会(ギリシャ語のスペルはアトリエ・ミオスとほぼ一緒)』という、山奥の天然の洞窟に聖人を奉ってある教会(実際は祠?だった)があります。
人口3,000人で、人口より家畜の方が数が多く、観光客は全く来ないのどかな島でした。(宿も、貸しアパートのような2軒しかないと港に着いた時に知り、泊まるところがなかったらどうしようとちょっと焦った。)
素潜りでウニを捕って食べていたら、「ギリシャでは、ウニにレモンとオリーブオイル、塩をちょっと掛けて、バケットにのせて食べるのよ。」と海の近所の奥さんが、敷物と、籐のバスケットにフランスパン・オイル・レモン・ナイフを入れて持って来てくれたり、可愛いおうちをスケッチしていたら、そこから小学生の兄妹が出て来て「お母さーん!この人うちを描いてたからお茶に誘ったー!」と家に上げて焼きたてのクッキーをご馳走してくれたり、ほのぼのな思い出しかありません。
島はいいですねー。行きたいですねー。 そして、早く二人の完成が見たいですねー。

コメント
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