上段左から 文美(4年生) ・ 晴道(5年生) ・ 佳奈(5年生)
下段左から 遼 ・ 未色 6年生
気づいたら夏休みがもうほとんどありません、ナツメです!本日も油絵紹介していきます!
4年生から
文美 ‐広ーい海辺が印象的な一枚。どこかの映画のワンシーンを切り取ってきたかのようなシチュエーションですね。砂浜が透けて見える波打ち際や夏のもこもことした雲など、高い観察力が伺えます。青と黄色の補色で画面が水平線でパッキリ分かれており、遠目にも目を引く構図がキマっています!
5年生
晴道 ‐ こちらは大きな口が迫力満点のワニ。ざらざらガサガサとした肌の質感もさることながら、青々とした草の表現もまたすばらしいですね!手前に明るい草を細かく、奥はベースの緑に似た色をざっくりと塗ってあり、ワニが草むらをかき分けてこちらへ迫ってくる時の緊張感まで伝わってきます!
佳奈 ‐ 今回も何枚か紫陽花の絵がありましたが、人と一緒に描いているのは初めてではないでしょうか?花と一緒に映ることで、まだ小さい女の子やそれと比べても通常より生い茂っているであろう紫陽花のサイズ感が一目瞭然ですね!紫陽花に囲まれて嬉しそうに笑っている女の子の表情が非常に魅力的です!
6年生
遼 ‐ 緑が強く堂々とした存在感の江ノ電の絵です!手前の家を1番明るくし電車の1番暗いところと隣り合わせにすることで電車の顔を目立たせつつ、背景全体の彩度を抑えて鮮やかな車体に目が行くように…と徹底的に電車を主役にするためにさまざまな技法を使いこなしています。恐ろしい…!
未色 ‐ 日差しが眩しい夏の神社です。屋根瓦や紙垂、狛犬に賽銭箱…と神社には細かいパーツが詰まっていますが、それらをあえてざっくりと大胆に描くことで遠くからパッと見た時の第一印象をしっかり捉えています。1番前にある石灯籠や奥の山とも併せてはっきり・ぼんやりを使い分けることで空間をモノにした一枚となりました!
夏休みも終わりかけ、油絵紹介もラストスパートとなってきております。のり先生のユーチューブでも、この5人の講評を私とは違う視点で解説していますので、どうぞこちらもご覧ください。