上段左から 琉羽空(4年生) ・ 心(6年生)
下段左から めぐる(2年生) ・ 凛(5年生) ・ まなは(6年生)
毎月過ぎるのが早すぎて毎月驚いています、ホノカです。
今回は小学生クラスの2021油絵紹介・第19段!なんとラストです。
2年生から
めぐる ‐団らんの様子に私も思わず涙腺が...細かい表情の描き分けには脱帽です!全体的に色が沢山作られていることはもちろん、髪に当たる光も部屋の明かりを反射した様な黄色や緑が使われているのは観察眼の鋭さゆえですね。人物が赤やオレンジなどの暖色系で優しく描かれているので背景の寒色である青で引き締める色のセンスが感じられます!
4年生
琉羽空 ‐少しムッとした表情の1人と1匹が目を引きます!過去にご紹介した油絵でもペットと自分を明るく描いていた作品はありましたが、この2者の間に走る緊張感の様な、距離を測っている様な雰囲気が伝わってきて面白いですね。後ろのレンガが色鮮やかな分、手前の彼と犬の落ち着いた色にじわじわと視線を引き寄せられてしまいます。
5年生
凛 ‐ 一目見た時にパステルカラーの幻想的な魚が目に止まります。ですが背景を見るとあれ?魚は水の中だから青じゃないの?海藻って真っ赤だっけ?と思ったが最後。一瞬で凛の世界観に連れていかれてしまいます。また赤と緑は補色と言って正反対の色とされていますが、少し入っている青がポイントとなって全体がまとまっているのは流石です!
6年生
心 ‐大人しそうなオットセイが見る先にはトレーナーさんがいるのでしょうか?周りの環境までしっかり描かれていることでそんな想像まで働いてしまう描写力の高い作品です!さらに水面を見ると手前は明るく奥は暗くなっていることで絵全体の空間も感じられ、よりオットセイの存在感が増しています。
まなは ‐自分がその場にいて実際に海を見ているかの様な構図と雰囲気がありますね!手前側が屋根で影になっていることで奥に広がる明るい海辺が眩しく見え、遠くまで見渡している様な感覚になります。また影が青みがかっていることで海と併せて全体的な色のまとまりが生まれ、さらに日陰の涼しい空気まで伝わってきます。
のり先生のユーチューブでも、この5人の講評を私とは違う視点で解説していますので、どうぞこちらもご覧ください。(実はまだ数人、未完成の子ども達がいるのですが、あまりに足並みが揃わないので、YouTubeでの紹介はこれで最後とさせて頂き、順次ブログでご紹介させて頂きます。悪しからずご了承ください。)