オーディオスペースコア

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CA-3プリアンプの試聴結果は…

2008-04-18 10:04:45 | Weblog
先日のフェーズテックのプリアンプですが、試聴してみました。
インピーダンス管理をしっかりしているので、まず小音量時にエネルギーバランスや位相特性が良いので非常にリアリティーが損なわれない。
しかし…

どのメーカーでもいえることなんですが、「これ!」といった魅力が無い。
つかみどころが無いっていう感じです。
多くの製品に一番欠けているなぁ~と思っているのが、「色彩幅」。

音にも色があって、(だから音色って言う)その「色」が表現仕切れてない。

機器の色を出すって言う意味じゃなくて、ソースの音楽自体の色をそのまま幅広く表現して欲しい。
画で言うと「白黒」になっちゃう機器が多いです。

その原因は大方分かっていて、このフェーズテックのCA3もそうだと思うのですが、高域方向でノイズっぽいので倍音が死んでる傾向なんです。
倍音は非常にピアニシモな信号、表現なのでノイズにめっぽう弱いんですが、これが上手く表現されて無いと、「色彩幅」がなくなる原因の一つです。
アクセサリー類で、高調波ノイズを除去してやれば出てくるのですが、機器自体でノイズに埋もれてると後処理が効き難くなるので、機器の選択が難しいんです。

なかなか難しいことですが、ここまで作りこんであるのに、そこらへんどを理解して詰めていれば芸術的な機器に生まれ変われるのでは…と。

惜しいプリアンプでした(^_^;)


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