海鳴りの島から

沖縄・ヤンバルより…目取真俊

『沖縄戦「集団自決」の謎と真実』を読む 3

2009-05-19 21:28:21 | 「集団自決」(強制集団死)
 本書の第七章「集団自決問題の真実」で秦氏は、照屋昇雄氏の手記や証言に関して次のように記している。  〈昭和二九年(一九五四)から琉球政府援護課に勤務した照屋昇雄の手記(巻末の付属資料参照)や証言によると、渡嘉敷島の自決事情を調査したが、軍命令とする住民は一人もいなかった。そこで玉井喜八村長と相談して自決者への法適用には困難があるので、赤松隊長に「自決命令書」を書いてもらうことになった。そして村 . . . 本文を読む
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