30日(木)は午後12時前に名護市辺野古の新工事用ゲート前に行き、この日2回目の資材搬入に対する抗議行動に参加した。
32人の市民がゲート前に集まり、座り込みやプラカードを掲げて、強行される辺野古新基地建設に反対した。
機動隊に強制排除されるまで、発言や歌声、ハーモニカ演奏、シュプレヒコールなどをつなぎながら座り込みを続けた。
大浦湾を埋め立てるため仮置きされている土砂のほかに砂利やセメントなど生コンプラントの材料、N1・N2護岸建設用の砕石、汚濁防止膜、フレコンバッグや鉄筋などの資材が搬入されていた。
昨日29日から大浦湾では軟弱地盤の改良工事として、砂杭の打ち込み作業が始まっている。
新工事用ゲート近くの歩道からは、鉄柵に上るとその様子がよく見える。
どうしてわざわざ水深が深く、軟弱地盤が広がる大浦湾にはみ出す形で、新基地建設の場所を設定したのか。
日本政府・防衛省は難工事になることを事前に予測できなかったのか。工期が延び、予算が増大することを狙って、あえて大生湾にはみ出す形で新基地建設に着手したのではないか。そういう疑いさえ生じる。
完成までどれだけかかろうと、米軍は何も困らない。むしろ、完成が延びればその分、普天間基地を長く使い続けることができる。米軍からすれば望むところだ。
仮に完成しても、滑走路の短い辺野古新基地は輸送機の運用ができないので、那覇空港の米軍使用を認めない限り普天間基地は返還されない。
もし那覇空港を米軍が日常的に使用するようになればどうなるか。
米国の首都ワシントンで旅客機と米軍ヘリが衝突し、川に墜落する事故が起こっている。同じような事故が起こる危険性に那覇空港がさらされるのだ。
大浦湾の眺めは、米軍のために日本の予算(私たちの血税)で新たな基地を造っている自民党・公明党政権の無様さを表している。
それを良しとしている日本人(ヤマトゥンチュー)も、いつ米軍が引き起こす事件・事故に巻き込まれるか分からない。
米軍基地問題は沖縄問題で他人事だと思っていたら、いつか我が身で苦しみを味わうことになるだろう。