2月に入った。1日(土)は午前11時前に名護市辺野古のキャンプ・シュワブ・メインゲート前に行き、辺野古新基地建設に反対する県民大行動に参加した。
主催者発表で580人ほどの市民が参加した。オール沖縄会議共同代表の稲嶺進さんの挨拶のあと、玉城デニー知事のメッセージ、本部町島ぐるみ会議、海上行動メンバー、国会議員や県議会議員などの発言が続いた。
基地内では米軍のMP(憲兵隊)が出てきて集会を監視していた。
敗戦から80年経っても米国の駐留を有難がり、いざとなれば米軍が日本を守ってくれると信じている日本人のバカさ加減には呆れ果てる。
アメリカ・ファーストを第一とするトランプ大統領が、日本防衛のために米国の若い兵士を犠牲にすると思うなら、脳みそが桜祭り状態なのだろう。
山羊しか住んでいない尖閣諸島のことを、米国民のどれだけが知っているのか。そんな島のために自分の子どもを中国と戦わせる米国民がいると思うのか?尖閣諸島をめぐる紛争に米軍が介入すると夢想するなど、バカバカしいにもほどがある。
日米安保条約は、米国が東アジアでの覇権を維持するため、日本・沖縄を利用するための手段にすぎない。それが政治のリアリズムだろうが。
選挙に負けてチルダイしている人もいるかもしれないが、オール沖縄会議は選挙のためにあるのではない。
沖縄人が自分たちの日々の生活を守るためにこそある。腐り日本に米軍基地を押しつけられ、絶えることのない米軍犯罪と事故に、いつ自分や家族、友人、知人が被害者となるかもしれない。
そういう状況の中で、それを防ぐため、自分や家族、友人、知人を守るためにこそオール沖縄会議はあるはずだ。
政党が自分たちの勢力拡大のためにオール沖縄会議を利用するなら、見離されるのは当たり前のことだ。
きれいごとをぬかしている余裕などない。自分と家族のため、大事に思う人のためたたかうしかない。
午後は2時から港区公民館でティダの会・新基地建設問題を考える辺野古有志の会の講演会があったので参加した。
名護市内でもMV22オスプレイをはじめとした米軍機の騒音問題が起こっている。
加えて辺野古の久辺小・中学校では、米軍の小銃・機関銃の訓練、廃弾処理の騒音、衝撃音の問題も深刻だ。
米軍の射撃音、廃弾処理音に悩まされながら授業を受ける。そういう学校が日本全体でどれだけあるだろうか。
沖縄に米軍基地を押しつけて、自分たちは被害を受けないから無関心。そういう日本人(ヤマトゥンチュー)多数派の卑劣な選択が生み出した問題なのだ。
市民34人の参加があった。まだまだ小さな取り組みだが、地域に根差した運動を続けたい。