goo blog サービス終了のお知らせ 

海鳴りの島から

沖縄・ヤンバルより…目取真俊

四者協・CSSについてのティダの会の名護市申し入れ 2

2009-06-26 20:09:03 | 米軍・自衛隊・基地問題
◇大城:一通り説明がありましたので、我々の側からの質問をさせていただきたいと思います。まず、目取真さんから質問があります。
◇目取真:基本的なことから確認したいんですけどね。4月の下旬でしたか、久辺三区の行政委員会で、すでに説明会が持たれてますよね、このCSSに関して。
◇末松:はい。
◇目取真:その説明会というのは末松副市長とか、玉城さんとかが参加して説明されているわけですか?
◇末松:一緒に説明に行きました。
◇目取真:一緒に行ったという場合には、他にはどなたが説明されているわけですか?
◇末松:他にはですね、あの日はこっちの参加メンバーである各区長さんが一緒になってですね、してきました。
◇目取真:区長さんと、末松さんと、玉城さんと、ということですね。
◇末松:あと組合長も一緒でした。
◇目取真:漁協の組合長ですか?
◇玉城政策推進部長:準備会ということで、一緒に行った。我々は役所という立場でやったわけではなくてですね、その会の説明はですね、三区合同委員会の、拡大の評議委員会ということで集まっていただいたのは、公共下水道についての説明を市としてやりたいということとですね、このCSSについては準備会から説明していただきたいというのがあったものですから、我々は役所の立場として公共下水道の説明をしたあとに、準備会として相談にも乗っていましたので、これまで乗ってきたこともありですね、そのまま残って、説明を一緒にやったということです。
◇目取真:次にですね、この説明会で配られた資料には定款案が載ってますよね。
◇末松:はい。
◇目取真:立派なきちんとした定款案になってるんですけどね、これを作られたのはどちらですか?これは市が作ったんですか?
◇末松:これはですね、準備会の中で、あけみお司法書士事務所ですか、そこが辺野古であったり、商工会であったり、色々とお付き合いがあって、そこと相談した方がいいのではないかというようなことで、事務所の方で準備会のメンバーの意向を踏まえて作った。
◇目取真:じゃあ定款案の作成にはですね、市も関わってるわけですか?
◇末松:オブザーバーとして、はい。
◇目取真:関わってるわけですか?
◇末松:そうです。
◇目取真:それとですね、漁協は建設業と直接は関わりがないと思うんですけどね。なぜこの中に漁協が入ってるんですか?(新基地の)建設工事関連だったら地元の建設企業が入るのは分かりますけどね、漁協が入っているのはなぜですか?
◇末松:さっき申し上げたように、建設関連だけじゃなくて、企業と団体とを網羅した要請がある。漁業組合も独自の要請事項を持ってるわけですよ。そういったことで、一緒になってやった方がいいんじゃないかということで、参加しています。
◇目取真:この場合ですよ、色んな団体というのは、農協もありますよね。色んな関連団体があると思いますけど、なぜその中で漁協なのか、ということなんですけどね。
◇末松:ま、そこはあのー、いわゆる漁業組合との関連が大きいと。建設そのものとしてね。
◇玉城:それは僕らが決めたんじゃなくて、メンバーがそういう呼びかけをして、最初は僕らがこれを作ろうとしていたことじゃなくて、辺野古区だけではこういう組織は作れないから、三区に呼びかけをしたと。三区に呼びかけして、漁協とか、もう一つの北部振興協議会も含めた、あー、そのー団体でやりたいというのは、彼らのあれで、こちら名護市がどの団体を入れた方がいいとか、そういうことは一切やってません。
◇大城:辺野古で作られようとしているのは、推進協議会のものではなくて?
◇玉城:辺野古が最初に目指していたのは、基地ができたあとのメンテナンスの業務は必ず発生すると。その基地のメンテナンス業務を自分たちで、辺野古区として会社を立ち上げてですね、業務をやっていきたいという思いがずっと前からあって、やろうとしていた。
 しかし、単独ではそういう組織はなかなか作りきれないということで、三区に呼びかけをしたと。そして、五団体に結局、広がってですね、名護市もオブザーバーとして参加して、相談に乗ってくれと。そういうことで相談に乗った。
◇大城:推進協議会のメンバーは、これには消極的なんだけど、今おっしゃるのは区長なんかが中心になってやってるんですか、辺野古の?
◇玉城:区長ですか?
◇大城:いや、行政委員会が中心になってるんですか、辺野古区の?
◇玉城:そうです、はい。
◇目取真:あと一点いいですか、質問ですけど。このチャートを見てるとですね、名護市はCSSに関してオブザーバーとかですね、サポートという表現が使われてますけども、具体的には何をどうサポートするんですか?名護市のCSSへの関わりとしてですね、具体的にどうサポートするわけですか?
◇末松:具体的にどういう関わり方が今後できるのかは、ここにチャートで示しているようにですね、地元の要請を受けて、名護市も受けてるんですね。もちろん名護市が応える中味もあるし、県が応える中味もあるし、国が応える中味もある。そういった意味で、そういったことを全体的に一緒にやっていく、こういう関わり方です。
◇山城:末松さんが最初の説明の中で、このキャンプ・シュワーブ・サポート事業協会の組織に、こういう話をしていました。名護市、国、県がどう対応するかとありました。ということから考えると、この図から示される通り、各地域からの要請、久辺三区、二見以北十区とかありますよね、企業諸団体の要請とか。それから考えたときに、今さっきの玉城さんの言うことは僕は当たってない思う。
 というのは、こういった形の組織を実際に持たそうとしたのは、市が主導したのではないかと僕は思うんですよね。図式から見てもね、地域からの要請、久辺三区、二見以北、その他企業諸団体とあります。久辺三区はたった一部です。辺野古区はさらにその一部です。そのへんで名護市主導でやっている感じを僕は受けるんですけど、どうですかね。
◇玉城:我々が相談を受けたのは、そういう組織を作りたいとかいう相談じゃなくてですね、先ほど副市長が説明しましたように、地域からの要望についてどう応えるかについては、色々と苦心していたというのがあって、こういう組織ができるんであれば、それに合致するな、ということで整理したのが、この……。
◇山城:だからこれは市がやってるんじゃないですか。僕は市がやったと思いますよ。この全体構図はね、市の指示でできてると思いますよ。
◇玉城:これの整理は市でやりましたけど、あの組織表については私たちではなくて…。
◇大城:どの組織?
◇末松:一般社団法人ですね。
◇玉城:一般社団法人の組織については、市ではなくて準備会でやった。
◇末松:やっぱり地元からの要請に対する対応というのが…。
◇山城:これはやっぱり市が主導してやったと思うんですよ。さっき目取真さんからあったように、何で漁協なのかという質問があったでしょう。例えば、名護市発展のためには漁業協同組合よりは、商工会が大きいと思いますよ、名護市全体から言えばね。商工会の中に漁協も入る形だと思います。漁業協同組合は(CSSに)入るのに、何で商工会は入れる指導しないのかね、おかしいですよ、これは。何か偏った意図があるんじゃないかという感じを受けるわけです。市全体の発展のためではなくて、一部への利益誘導のために組織されたんじゃないか、という疑念がありますけどね、どんなですか?
◇末松:ま、ここはどのように考えているか、この北部地域振興協議会そのものがですね、地元の建設業団体、あるいは地元にある企業がそれぞれ加盟団体に入ってですね、網羅されているんではないかと考えてます。
◇山城:そうであったらどうして漁協だけが浮かび上がってくるのか疑問ですよね。この図の中で、地元企業、北部振興協議会とちゃんと書かれているわけですよね。すべて網羅されてるんだったら、なんでわざわざ漁業協同組合だけが出てくるのか。
◇末松:だからさっき申し上げたように、漁業協同組合そのものが今回の移設設置に当たっては大変関係があるというようなことで、また大きな要請事項も持っておられるので、参加してもらったということであります。
◇目取真:関連していいですか。
◇末松:はい。
◇目取真:このチャートですけどね、この中に三つの団体が出てきますよね。一般社団法人キャンプ・シュワブ・サポート事業協会、四者協議会、普天間措置協議会ですよね。この三つの団体に共通してですね、入っているのは名護市だけなわけですよ。
◇末松:三つにですか?
◇目取真:はい、この三つに共通して入っているのは名護市だけですよ。ということはですよ、名護市を抜きにしては、このチャートは成り立たないということだと思うんですよね。確かに地元から要請はあったと思いますけども、やっぱり名護市が主導してこの三つの団体の関係を作らない限りはですね、こういったものは具体化しないのではないかという気がするわけですよ。先ほど山城さんがおっしゃったようにですね、名護市もCSSの立ち上げとかですね、四者協の立ち上げに、これはかなり計画的に、かつ主導的にやってるんじゃないかと思うんですけどね。そうでなければ、なぜ名護市はこの三つの団体に共通して関わるような構図になるんですか?これは名護市が存在しなければ要請活動もできないですよね。
◇末松:もちろんさっき申し上げたように、地元からの要請というのは名護市が一義的に受けるわけですから、当然のことですね、そこは。
◇目取真:ということは、CSSがですね、この図を見ると四者協議会に要請活動を行って、四者協議会が今度は普天間措置協議会に要請活動を行う形になってますよね、矢印によると。
◇末松:いや、これはですね、意味が書いてないから。四者協議会でオーソライズできない案件もあるだろうから、ここは上部組織であるところの、上部組織と言ったら語弊があるかもしれませんけども、今やっている普天間措置協議会で議論した方が、政府対応としていいだろうという、こういうこと。
◇目取真:では具体的にですね、四者協とCSSの関係はどうなるわけですか?
◇末松:そこはまったくと言っていいほど、関係ないといえば関係ない。
◇目取真:関係ないわけですね?
◇末松:はい。独自性を持ってやってる。社団という人格を持った組織ですから。関連性はあったにしても、関係があるという形にはならない。

※写真は申し入れに対応する末松副市長、玉城政策推進部長ら。

この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 四者協・CSSについてティ... | トップ | 四者協・CSSについてティ... »
最新の画像もっと見る

米軍・自衛隊・基地問題」カテゴリの最新記事