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海鳴りの島から

沖縄・ヤンバルより…目取真俊

2月16日の高江の状況

2011-02-16 21:02:57 | 米軍・自衛隊・基地問題
 16日はN4前を通るときにかなりの数の支援者が集まっていたので、午前中からN1の方に行き作業を行った。







 午後12時時半頃に沖縄防衛局員と作業員、土嚢を積んだ2トントラックやユニック車、ダンプカーなどがいつものように現れた。作業員を入れる場所を探して、防衛局員がN1の周辺をくり返し往復していた。







 今日はN1にも数多くの支援者が訪れ、車が数珠繋ぎとなった。沖縄防衛局は様子を調べた上で作業員と打ち合わせを行い、砂利を敷きならすための作業員を10名ほど隙をついてN1内に入れると、午後2時40分頃から前日と同じように手で土嚢を持って運び始めた。







 住民、支援者は手をつないで土嚢を運ぶ防衛局員、作業員らに抗議行動を行った。それによって防衛局員、作業員は大半の土嚢を道路脇に置く状況となった。何人かが強引に抗議を振り切り、森の中に土嚢を投げ込んだが、そのあと手を付けることはできず、ほったらかしにされた。
 今日N1で行われた作業は、前日までに森に積んであった土嚢の一部を敷きならした程度で終わっている。多くの支援者が集まったおかげで、工事らしい工事は行われなかった。
 それでも沖縄防衛局は土嚢運びを断続的に強行し、支援者が押し倒されて道路に頭を打ち、怪我をする事態となった。





 救急車が呼ばれてけが人は病院に搬送されたが、意識ははっきりしているとのこと。
 私は別の場所で抗議行動を行っていて、着いたときには警察が現場検証を行っていた。
 新聞記者も取材に来ていたので、詳しい状況は明日の県内紙に載ると思うが、土嚢の投げ込みをはじめ、沖縄防衛局はこの間、安全性を無視したやり方で工事を強行してきた。自分たちがやっているのは「沖縄の負担軽減のためだ」とうそぶき、「工事が進んだら基地が返ってくるよ」と笑いながら言い放っている。
 15日も女性の支援者が沖縄防衛局員に押し倒されており、このような暴力的な連日の工事強行を許してはならない。多くの人が高江に来て抗議の声を上げてほしい。

※けがの状況についてはブログ「やんばる東村 高江の状況」を参照してください。







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