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海鳴りの島から

沖縄・ヤンバルより…目取真俊

2月18日の高江の状況

2011-02-18 23:39:44 | 米軍・自衛隊・基地問題
 18日はじゅうるくにち(旧暦の1月16日)で、ぐそー(あの世)の正月。いつもは午後から墓参りをするのだが、今回は午前中ですませて高江に向かった。午後1時過ぎにN4の前を通ると、すでにチエンソーの音が聞こえていた。







 N1に着くと、いつもの大型ダンプとユニック車は別の場所に移動したとのことで、土嚢を積んだ4トントラック、2トントラックと防衛局員、作業員が乗ってきた車が並んでいた。しばらく膠着状態が続いていたようとったが、午後2時頃から防衛局員や作業員の動きが活発になり、前日までに森のそばやガードレール脇などに積んであった土嚢を運ぼうとした。住民、支援者ともみ合いになる場面もあり、強引に作業を進めようとする防衛局に対して強い抗議が行われた。









 さらに2トントラックからも土嚢を降ろし始めた。作業員の他に黄色い腕章をつけた防衛局員も二人が荷台に登り、土嚢を降ろしていたが、トラック周辺で抗議する人に荷台から身を乗り出して威嚇していた。高圧的な態度で作業を進められる局員を選んで荷台に上げたのが明白だった。
 土嚢を受け取って防衛局員や作業員が手で持って運んだが、作業現場まで持って行き敷き詰められた砂利の量はそれほど多くない。

 





 沖縄防衛局は18日も若い作業員たちに危険な急斜面で作業を行わせていた。時折小雨が降って塗れた岩は滑りやすく、手渡しで土嚢を運んでいる作業員たちも不満を漏らしていた。若い作業員はほとんどが臨時雇いで、社会保険も入ってないのではないかと思う。まだ未成年らしい作業員も多い。もっとも弱い立場にある彼らを酷使するのは止めるべきだ。この斜面で土嚢を運ばせる作業は明らかに危険であり、沖縄防衛局の現場責任者は冷静な判断力を失っているとしか思えない。







 午後4時40分頃、作業が終わった。白いヘルメットをかぶって並んでいるのは沖縄防衛局員たち。
 午後5時になって沖縄防衛局や作業員は引き上げた。
 そのあと住民、支援者が集まって一日の取り組みや工事の様子などを確認して、N1での行動を閉じた。



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