山で見かける中年親父は大概威張りまくっていますね。山のことは俺に聞け、とか鳥海山のことで知らないことはないなどなど。そういう人は周りに聞こえるように大きな声で話すのです、しかも話す相手は婦女子。893者の世界と変わりないですな。
と、前置きは全く本題とは関係ないのでありまして。他で山小屋の風呂の事を書いていたら思い出しました。前に東雲荘の泥酔して服着たまま風呂に入ったおばさんのことは書きましたがこれも東雲荘の斎藤さんから聞いた後日談。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6a/4a/0eb9d39e1b6dc6ca0e2a2c97e0e9e10d.jpg)
左に見える石組にトイレ、風呂場があります。
斎藤さんは山から降りてきた若い女性に「休んでけー」と気軽に声をかけます。ある日下りてきた一人の若い女の子。単身沖縄からやってきたそうです。
いつものように斎藤さん
「休んでけー」
「はーい、じゃお言葉に甘えて。」
「風呂も沸いでっがら汗流してけー」
「ありがとうございます、じゃせっかくですから」
「おじさん、良いお風呂でした、ありがとうございます」
女の子が帰ってから斎藤さん、お風呂に水足して沸かし直そうと風呂場に行ってみたら
「あの子、お湯払って行ったのよー、ほがのお客さんに風呂勧めようとしたらお湯ねんだもの」
きっと自分が入ったら綺麗にしてから出ようと思ったんでしょうね。家庭で風呂を使ったらきれいにしてあがるように躾られていたのでしょう。
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